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PARK STAGE 11:40

美しく響き渡る灼熱のエモーション!

スタートしたばかりのROCK IN JAPAN FESTIVAL 2015だけれど、既に会場は灼熱! Tシャツの中で背中から汗がツーッと流れ落ちるのを感じる中、PARK STAGEにはcinema staffが登場! まずは4人で豪快に音を掻き鳴らし、三島想平(BASS)が「ロッキンジャパーン!」と叫びながら1曲目の“drama”へ。早速、鮮やかに高らかに彼らのロックを鳴り響かせると、続く“theme of us”では飯田瑞規(GUITAR+VOCAL)の伸びやかな歌声が風に乗って気持ち良くそよぐ。
「おはようございます、cinema staffです。皆さん集まってくれてありがとう! 全力でやりますので、最後まで楽しんでください!」と飯田。




そこから一層、狂おしいメロディの切なさとタフなサウンドを同時に放出させる“シャドウ”で会場を酔わす。《この燃えるような想いのままに走り続けよう。》――なんてフレーズが、とっても印象的に心に刻まれていく。ジリジリと胸を焦がすような激情を真夏の野外で浴びるのは格別。彼らの、この暑さをはねっ返すような力強い演奏は、今年の4月にリリースした4枚目のフルアルバム『blueprint』をひっさげてのツアーを精力的にまわってきた中で更に磨き上げてきたものなのだろう。それをしっかりとこのステージにぶつけてくれているのを感じる。まさに全力だ。



「ありがたいことに僕らは7年連続で出させてもらっています。最初に出させてもらったのが、ここPARK STAGEで、僕らは大学3年生でした。今は28歳です。ROCK IN JAPANと共に青春を歩んでます」と久野洋平(DRUMS)は感慨深いMCをサラッと挟む。後半も辻友貴(GUITAR)がステージを動き回りながらの鮮やかなプレイで大きな興奮を煽り、三島は「まだまだだろ? ひたちなかー!」と叫んだ。超絶プレイも、美しいメロディも、どっしりとしたグルーヴも、余すことなく届けてくれたcinema staff、さすがROCK IN JAPAN FESTIVAL 7年目の貫禄である。
「この曲、知らなくてもいいから付いてきて!」と飯田。最後の曲は“exp”。みんなで歌い合うコール&レスポンスまで飛び出し、彼らの熱気溢れる真摯なパフォーマンスに大きな歌声と拍手が沸いた。(上野三樹)

この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2015」は9月12日発売予定です! 全ライヴアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。

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