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SOUND OF FOREST 14:35

汗もアドレナリンも大放出! 極上グルーヴで踊る至福

リズム隊のみで始まったサウンドチェック。ハマ・オカモト(B)、オカモトレイジ(Drs)の音が絡み合いながら青空へと吸い込まれていく感覚が、猛烈に心地好い。やがて、オカモトコウキ(Gtr)も加わり、一際厚みを増したセッション。最後にはオカモトショウ(Vox)も合流し、「何かやろうか」という話になった。そして披露されたのは、毛皮のマリーズ“コミック・ジェネレイション”。これだけでも大サービスだが、30歳の誕生日を迎えたスタッフのために自分たちの曲“HAPPY BIRTHDAY”も演奏し、観客は大喜びだった。



「じゃあ、本番お楽しみに」、一旦ステージからハケた4人だったが、すぐに本番へ。オープニングを飾ったのは、CDではRIP SLYMEとのコラボ曲である“Wanna?”。4人は鳴り響くトラックに包まれながら、ハンドマイクでラップ……という幕開けとなった。2曲目“SEXY BODY”からはバンド編成に戻り、ますます高鳴った彼らのグルーヴ。フィールドはこの時点で、人々の笑顔、汗、熱気に溢れたダンスフロアと化していた。



「ライヴ中、ネクタイ外したの初めてだぜ」。ショウが汗を拭って、さらに演奏は続く。メンバーそれぞれ見せ場が満載の“Beek”。その勢いのまま突入した“まじないの唄”は、スピード感溢れるブギーが、艶めかしいファンクへと転じる場面も交えつつ、人々のダンス衝動をさらに容赦なく刺激。 そして、“Let's Go! Hurry Up!”と“JOY JOY JOY”も連発されるという、ダンスナンバー大放出のセットリストで駆け抜けて行った。



「9月にアルバムを出してツアーにも出ます。ずっとチェックしてください。最後に新曲をやって帰ろうと思います」、ショウが観客に呼びかけ、ラストに届けられたのは“Dance With You”。濃厚なサウンドを浴びて、タテノリのダンスを始めた観客のエネルギーがますますとんでもない。フィールドからは、びっくりするくらいの土煙が上がっていた。エンディングを迎えた時、漂っていた何とも言えない余韻。「1日楽しんで帰って。またねー」という言葉を残して去って行った4人を見送った歓声が、とても爽やかだった。(田中大)


この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2015」は9月12日発売予定です! 全ライヴアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。

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