ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2015、3日目のフィナーレを飾るのは、2013年以来2年ぶり・通算8回目のGRASS STAGE出演となるBUMP OF CHICKEN! 昨年7月31日の東京ドーム公演以来約1年ぶりのライヴとして、最新シングル『Hello,world!/コロニー』CD購入者限定スペシャルライヴ(7月30日:インテックス大阪、8月4日:横浜アリーナ)を大成功させ、ROCK IN JAPAN FESTIVALのステージに立った藤原基央(Vocal & Guitar)/増川弘明(Guitar)/直井由文(Bass)/升秀夫(Drum)。広大なフィールドをぎっしり埋め尽くしたオーディエンスの大歓声の中、右手のギターを高々と掲げた藤原が独唱で歌い始めた1曲目はなんと“天体観測”! 一面のシンガロングを巻き起こし、「こんばんは、BUMP OF CHICKENです! よろしく!」という4人で高々と響かせた、バンプ史とロック史を代表するマスターピースが空気を熱く震わせ、大地を揺さぶっていく。最高だ。
そこから4人のサウンドは一気に最新モードへと突入! “Hello,world!”のエモーショナルな切迫感に満ちたメロディが、アグレッシヴに燃え盛るバンドアンサンブルが、6万人規模のGRASS STAGEを怒濤の祝祭空間へと導いていく。センチメントを揺さぶる青春性を強靭なヴァイタリティで上書きしながら、「その先」の音を切り拓いていこうとする冒険精神と切実な高揚感……暮れかけた夏空を貫いて壮大なスケールで鳴り渡る4人のサウンドは、BUMP OF CHICKENが貫いてきた凛とした精神性と、『RAY』よりもさらにロックの深淵へと踏み込んだまったく新しいBUMP OF CHICKENの闘志を雄弁に物語っている。「こんなにカッコいいお客さんの前でできるなんて、ほんと幸せ。これ、当たり前じゃないんだ。ほんとありがとう!」という直井の溌剌としたMCからも、「たくさんのカッコいいアーティストのみなさんが立ってきたこのステージのバトンを受け継いで、ライヴをやらしてもらってることを誇りに思ってます!」という藤原の飾らない言葉からも、この巨大な舞台の充実感が滲んでくる。
「冒頭では、いにしえの昔から伝わる♪オーイェーアハーンのフリにつきあっていただいて、ありがとうございました! 36年前に僕を産んでくださった母に伝えたいです。『僕が作った歌を、みんなが一緒に歌ってくれた!』って(笑)」と愉しげに語っていた藤原が一転、ひときわ清冽に歌い始めたのは“コロニー”。アコギを奏でながら、すべてのエゴや歪みを濾過しきったように響かせる歌声が、陽の落ちたひたちなかの風景を目映い多幸感で優しく、力強く包み込んでいく。過去曲も含めたすべての楽曲を「今」の圧巻のスケール感で繰り広げ、幾度も大合唱の渦を生み出していったバンプ。夢のような本編の時間があっという間に過ぎ去った後、「ROCK IN JAPAN FES. 2015、出てよかったです。本当にどうもありがとう! じゃあ、もう1曲付き合ってください!」という藤原のコールとともに最後に演奏したのは“ray”。アルバム『RAY』の音楽的なトライアルの象徴的ナンバーだったこの曲が、満場のハンドウェーブとシンガロングとともに鳴り渡った瞬間は、バンプの確かな進化の足跡を何より如実に刻むものだった。
「絶対にまた会おうぜ! I love you! バイバイ!」と直井。「またね、ありがとう。最高!」と増川。舞台前方まで歩み寄って感激を露にしていた升。そして、「最後まで残ってくれてどうもありがとう! みなさんのおかげで、最高の夏の思い出ができました」とオーディエンスに呼びかけ、スタッフ、出演アーティストたち、観客、そのすべてをつないだ音楽へ、丁寧に拍手を捧げていた藤原。「最高に幸せな夜でした!」という彼の言葉に、惜しみない拍手喝采が降り注いでいった。ありがとう、BUMP OF CHICKEN!(高橋智樹)
そこから4人のサウンドは一気に最新モードへと突入! “Hello,world!”のエモーショナルな切迫感に満ちたメロディが、アグレッシヴに燃え盛るバンドアンサンブルが、6万人規模のGRASS STAGEを怒濤の祝祭空間へと導いていく。センチメントを揺さぶる青春性を強靭なヴァイタリティで上書きしながら、「その先」の音を切り拓いていこうとする冒険精神と切実な高揚感……暮れかけた夏空を貫いて壮大なスケールで鳴り渡る4人のサウンドは、BUMP OF CHICKENが貫いてきた凛とした精神性と、『RAY』よりもさらにロックの深淵へと踏み込んだまったく新しいBUMP OF CHICKENの闘志を雄弁に物語っている。「こんなにカッコいいお客さんの前でできるなんて、ほんと幸せ。これ、当たり前じゃないんだ。ほんとありがとう!」という直井の溌剌としたMCからも、「たくさんのカッコいいアーティストのみなさんが立ってきたこのステージのバトンを受け継いで、ライヴをやらしてもらってることを誇りに思ってます!」という藤原の飾らない言葉からも、この巨大な舞台の充実感が滲んでくる。
「冒頭では、いにしえの昔から伝わる♪オーイェーアハーンのフリにつきあっていただいて、ありがとうございました! 36年前に僕を産んでくださった母に伝えたいです。『僕が作った歌を、みんなが一緒に歌ってくれた!』って(笑)」と愉しげに語っていた藤原が一転、ひときわ清冽に歌い始めたのは“コロニー”。アコギを奏でながら、すべてのエゴや歪みを濾過しきったように響かせる歌声が、陽の落ちたひたちなかの風景を目映い多幸感で優しく、力強く包み込んでいく。過去曲も含めたすべての楽曲を「今」の圧巻のスケール感で繰り広げ、幾度も大合唱の渦を生み出していったバンプ。夢のような本編の時間があっという間に過ぎ去った後、「ROCK IN JAPAN FES. 2015、出てよかったです。本当にどうもありがとう! じゃあ、もう1曲付き合ってください!」という藤原のコールとともに最後に演奏したのは“ray”。アルバム『RAY』の音楽的なトライアルの象徴的ナンバーだったこの曲が、満場のハンドウェーブとシンガロングとともに鳴り渡った瞬間は、バンプの確かな進化の足跡を何より如実に刻むものだった。
「絶対にまた会おうぜ! I love you! バイバイ!」と直井。「またね、ありがとう。最高!」と増川。舞台前方まで歩み寄って感激を露にしていた升。そして、「最後まで残ってくれてどうもありがとう! みなさんのおかげで、最高の夏の思い出ができました」とオーディエンスに呼びかけ、スタッフ、出演アーティストたち、観客、そのすべてをつないだ音楽へ、丁寧に拍手を捧げていた藤原。「最高に幸せな夜でした!」という彼の言葉に、惜しみない拍手喝采が降り注いでいった。ありがとう、BUMP OF CHICKEN!(高橋智樹)
この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2015」は9月12日発売予定です! 全ライヴアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。
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BUMP OF CHICKEN