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PARK STAGE 18:40

11年間のエモーションがここで爆発!  

PARK STAGE、3日目のトリを務めたのは、BLUE ENCOUNTだ。田邊駿一(Vo. Gt.)は「始めるよー!」という陽気な掛け声に「ずっと夢に描いていたこの場所でBLUE ENCOUNTやります!」と付け加え、1曲目"アンバランス"でスタートを切った。江口雄也(Gt.)のスペーシーなフレーズが宙空を舞い、辻村勇太(Ba.)のスラップベースが肉感的に響き、高村佳秀(Dr.)の躍動的なドラムも迫力満点。"DAY×DAY"で観客がさらに盛り上がりるのを目の当たりにして、「やばいよ! 俺ら高校の時からずっとロッキン出たいって言ってたんだから」と、田邊は興奮スイッチが完全オンになった状態で語りかける。




"LIVER"の後半でスピードが加速する場面では、オーディエンスが頭上でタオルを回す光景が広がった。それから"ロストジンクス""NEVER ENDING STORY"と続くと、合唱の声が大きくなっていき、PARK STAGEは沸騰状態に。そんななか放たれた、切ないメロディをポップに昇華した"HALO"も素晴らしかった。

「このフェスに出てる人がかっこいいと思い、俺らもここでヒーローになりたいと思った。このフェスが目標になった。もっとでかいステージに行きたかったけど、この時間全力で来てくれたあなた……俺らに歌う場所をくれてありがとう! 11年かけてやっと出れた、11年かけてあなたに会えた」と田邊は思いの丈をぶちまけ、"HANDS"をプレイ。その歌と演奏はこの日いちばんエモーショナルに響き、観客も歌詞に合わせて両手をまっすぐ掲げて、本編が終了した。

鳴りやまない拍手に応えて、「アンコールやってもいいですか?」と田邊を先頭に再び姿を見せると、「来年はもっとでかいステージで帰って来るから!」と誓い、ラストに"もっと光を"を解き放つ。すっかり闇に包まれたPARK STAGEは、この曲が持つ陽性のエネルギーで、観客から多くの笑顔を引き出して大団円を迎えた。(荒金良介)




この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2015」は9月12日発売予定です! 全ライヴアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。

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