レポート一覧

WING TENT 11:10

リミッター全開の30分! 初登場でWING TENTを完全掌握!

ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2015最終日。WING TENTの2番手に登場するのは、ニューウェイヴ、ハードコア、ポストパンクなどあらゆるサウンドをごった煮にしつつポップサウンドに仕立て上げる塔山忠臣(最高少年。)とJ.M.(唄とラウド。)の2人組、ハチゲキこと0.8秒と衝撃。である。サウンドチェック時から「ただものではない感」がステージから漂い、引き寄せられるように人が集まってくる。“DJ × DJ”のSEにのり、メンバーがステージに登場すると、「everybody clap your hands!」という声にのって会場からはハンズクラップが巻き起こり、「みなさん、おはようございまーす! 朝からテンションあげていますかー? 暴れられますかー?」という塔山の叫びが、会場の熱量を急上昇させていく。両手をあげ、「いきまーす! 0.8秒と衝撃。といいます!」という塔山の叫びを合図に“ビートニクキラーズ”を投下! 塔山とJ.M.のヴォーカルのアンサンブルが恍惚感をもたらしていく。




続く、“Mad Drumming 1”ではJ.M.がハンドマイクで黄色のウィッグを振り乱しながら歌い、WING TENTが無数の手で埋め尽くされる……と、ステージも会場もリミッター全開、早くもクライマックスの盛り上がりである。「どんどん踊っていきましょう! “KAGEROU”ちゃんで暴れるぞ!」とJ.M.もハンドマイクに持ち替え全身から絞り出すように歌い上げた“KAGEROU”、「みんなで最高の思い出作りたいんで、暴れましょうよ!」というMCを挟んで、ダンスビートとキャッチーなメロディでコール&レスポンスが巻き起こった“虹色の言葉”、J.M.のハイトーンヴォイスが炸裂する“The Killing Moon”と、8月5日に発売されたばかりの5thアルバム『破壊POP』収録曲を連打し、よりポップソングとしての強度を増したハチゲキの最新モードを見せつけた。最後は、「カロリーを全部使っていってください。よろしくお願いします! 暴れまくってええぞ!」と塔山のリズムマシーンが炸裂した“ARISHIMA MACHINE GUN///”でフィニッシュ。最後まで増え続けた、WING TENTをぎゅうぎゅうに埋め尽くしたオーディエンスが、そのライヴの熱気を証明していた。(岡崎咲子)



この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2015」は9月12日発売予定です! 全ライヴアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。

  • ツイート
  • Facebookでシェア
  • LINEで送る

RO69アーティスト情報

0.8秒と衝撃。
クイックレポート更新情報もツイート中!