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WING TENT 13:30

WING TENTに咲いた、妖艶で爆笑を呼ぶ薔薇

暑さを増してきた昼下がりのWING TENTに登場するのは、Dar'k~ness(Vo.) a.k.a.マキタスポーツ率いる Fly or Die、COUNTDOWN JAPAN 14/15に引き続き、ROCK IN JAPAN FESTIVAL初登場である。サウンドチェックから、背☆飲(Gt.)、♨堕(Ba)、内野くん(Dr.)、魅蛙(Key.)がT-SQUAREの“TRUTH”をカヴァーするなど、その上手さとまさかの展開にスタート前からオーディエンスが爆笑していたWING TENT。開始時刻が近づくにつれ、どんどんオーディエンスがWING TENTに流れ込んでくる。そして、いよいよ本番スタートだ。“The theme of F.O.D”のイントロにあわせて、真っ赤な衣装を着たDar'k~nessが登場。かっこよくポーズを決めたのはいいものの「暑い……」本音を漏らしつつ、「君たちに聞く。なぜDragon Ashに行かなかった!? 来たからには、隅々まで洗脳してやろう。よいな!」と“Virgin Marry~聖母マリア~”へ。テレビでもおなじみのこの曲で、oiコールが巻き起こる。MCでは、名前の由来の小話をしながらメンバー紹介をし、「諸君らにプレゼントがある」と紙袋からフライドポテトを取り出し、飴とムチかと思いきや、「……だめだ。こんなおいしいものはこの曲を終えてからじゃないとプレゼントできない。このおいしいものは豚の餌だ!」と“Deathdonald”へ。あのお店で聞き覚えのある音が流れる中、「デスポテトを食べるかな? デスコーラを飲むかな」と袋から商品を取り出したりする仕草も交えたりと、めくるめく展開と細かい演出に笑いが止まらない。




「君たちはただの薔薇だ。ROCK IN JAPAN FESTIVALに咲いた一輪のオンリーワンの薔薇。Fly or Dieでは、お客様のことをローズというふうに名づけている。まだ君たちは名もなきローズだ。今日イチがんばって頭をふればクイーンローズになれるんだぞ。クイーンローズが次のライヴでさらに頑張るとクリスタルローズになれる。さらに頑張るとロイヤルローズになれる……」とFly or Dieのお客様システムの説明がありつつ、「アンコールありがとう」と勝手にアンコールを始めるなど、Dar'k~nessに翻弄されっぱなし。最後は、ディスコチューン“矛と盾”で「まだ踊れるかい? なんのためにDragon Ashじゃなくここに来たんだ!」と踊り明かした後、最後はステージもフロアも全員でヘドバンをし、「今日はここにきて来てくれたみんながクイーンローズだ!」と称号をもらってフィニッシュ。ブラックユーモア溢れるステージで、WING TENTを笑いの坩堝に巻き込んだ。(岡崎咲子)



この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2015」は9月12日発売予定です! 全ライヴアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。

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