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LAKE STAGE 17:30

究極のラブソングが夕暮れを染め上げる!

ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2015 、LAKE STAGEに出演するアーティストも、いよいよあと2組! 既にいっぱいのオーディエンスがback numberを待ちわびており、SEが流れると同時に大きな手拍子。そんな中、小島 和也(Ba.Cho.)、清水 依与吏(Vo.Gu.)、栗原 寿(Dr.)の3人とサポートメンバー3人の計6人がオンステージ。「よろしくー!」と清水が叫び、始まったのは“高嶺の花子さん”。弾むようなビートがダンサブルな夏の恋のナンバーに、LAKE STAGE一面がジャンプしたり手拍子したりして、揺れる揺れる!
続く、彼らの野心溢れるアグレッシヴなナンバーでも猛々しい歓声を巻き起こして場内は一層ヒートアップ! しかし会場を見渡して「なんかちょっと涼しくなってきたね、助かるね。昼間とかに跳ぶよりもカロリーは少ないはずだから、まだ跳べるよね?」と清水がさらに煽ると、最終日の終盤とは思えないほど元気なオーディエンスの反応が沸き起こった。




そして「他にもいろいろ観たい時間帯だと思う。月並みだけど、この時間にここにいてくれて、ほんとに感謝しています、ありがとう。メンバーもみんな30歳になって、10代の頃から夢見てたこのROCK IN JAPAN FESTIVALに立ててるのも、この身体をもらったおかげだと、この歳になって感謝しています」と清水が感極まったように言葉にし、8月12日にリリースされるシングル曲“手紙”を披露した。アコギを中心としたサウンド、そしてこの曲に込められた優しい感情が、夕暮れのLAKE STAGEを温かな色で染め上げていく。いつも愛されて育ってきたんだということを照れずに言葉にした究極のラブソングがしっかりと伝わった。
 「日頃はいろいろと面倒くさいことも大変なところもあると思うけど、いい思い出が僕らの生きていく上で糧になると思うんで。この夏全部、いい思い出にしてください」と清水が語り、「ひたちなかー!」と叫ぶと“青い春”へ。必死で生きている日々を力強いビートで踊り尽くすようなこの曲が、オーディエンスの気持ちをどんどん奮い立たせていく。そして最高の景色を生み出したフィナーレは“スーパースターになったら”。メランコリックなギターリフにちょっと自虐的な負の感情を綴りながらも、こうしてたくさんの観客の手拍子とジャンプを生み出して楽しい思い出にしてしまうのだからすごいことだ。「おまえら愛してるぞー!」と清水。まさに愛し愛されるコミュニケーションが幸福感として残るライヴで、オーディエンスは名残惜しそうに、ステージを去っていくメンバーを見送った。(上野三樹)



この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2015」は9月12日発売予定です! 全ライヴアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。

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