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SOUND OF FOREST 12:15

太陽の煌めきと北からの清澄感を携えて

Galileo Galileiはサポートメンバーにギタリストを迎え、4人編成での登場だ。SEに合わせて入場したメンバーは、尾崎和樹(Drum, Guitar, Percussion, Rhythm Machine, Synthesizer & Programming)のもとに視線を集める。1曲目は“青い栞”と、眩しいくらいに青空が広がったこのシチュエーションにピッタリの選曲だ。天からの陽光を乱反射させるような煌めきと、風を運んでくれそうな清涼感とが共存したバンドのサウンド。それに乗っかって、透明感溢れる尾崎雄貴(Vocal, Guitar, Synthesizer & Programming)の歌声がのびのびと広がっていく。だから野外で聴くGalileo Galilei はめちゃくちゃ気持ちいい。オーディエンスも身体を揺らしたり、腕を高々と挙げたり、思い思いに楽しんでいるようだ。




「改めましてGalileo Galileiです。めちゃくちゃ暑いんで今日はちょっと注意して楽しんでください」と雄貴が一言挨拶を挟み、“バナナフィッシュの浜辺と黒い虹”へと繋げた。木々に囲まれているとはいえ、容赦なく日差しが照りつける真昼のSOUND OF FOREST。雄貴が「暑い……。北海道出身なのでちょっとキツいです。今日ライヴ中に僕らが溶けちゃったらすぐに次のバンドに転換してもらって……」と思わず漏らすほどの猛暑である。続く、最新シングル表題曲“嵐のあとで”では、佐孝仁司(Bass, Guitar, Synthesizer & Programming)の歌うようなベースラインを筆頭に、壮大なサウンドスケープが空へと突き抜けた。



そしてラストは“星を落とす”。向かい合って楽器を演奏する4人の姿と、クライマックスに向けて熱量を上げていくアンサンブルが胸に焼きつく。「ありがとう、Galileo Galileiでした。また会いましょう」(雄貴)という約束の言葉によってライヴは終了したのだった。(蜂須賀ちなみ)


この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2015」は9月12日発売予定です! 全ライヴアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。

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Galileo Galilei
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