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BUZZ STAGE 14:05

シティポップの新星、ひたちなかに登場!

昼下がりのBUZZ STAGEで入念なサウンドチェックを行っていたのは、Awesome City Club。
昨年から注目度急上昇中の彼らがROCK IN JAPAN FESTIVALに登場である。5人は歓声に迎えられるように現れる。PORIN (Vocal/Synthesizer)の赤いワンピース(かわいい!)や、 「A」「C」「C」というアルファベットのライト、写真がタイリングされたLEDスクリーンなど、カラフルで華やかなステージだ。atagi (Vocal/Guitar)の「やっとこれたぜ、ROCK IN JAPAN! 肩の力抜いてリラックスして、今日はお祭リだからね」というMCから“It’s So Fine”へ。PORIN、atagi、マツザカタクミ (Bass/Synthesizer/Rap) 、モリシー (Guitar/Synthesizer/Vocal) と、ユキエ (Drums/Vocal)以外の4人が横に並ぶフォーメーションで左右にステップを踏んだり、続く、“GOLD”ではマツザカがハンドクラップを煽ったりと、BUZZ STAGEを多幸感で満たしていく。ドリンクを片手に自由に身体を揺らすオーディエンスの様子には、まさにオーサムの音楽の心地好さがあらわれている。




「ROCK IN JAPANに出れるの嬉しいと思っているし、僕らでも出れるんだなと思って、嬉しかったんだ。来年はもっと大きいステージでやりたいです」と初出演の感想と、まだまだ先に続く快進撃を予感させるような頼もしい言葉に、フロアからは大きな歓声があがる。
中盤は「夏フェスでどうしてもやりたかった曲があるので聞いてもらえますか?」とロマンティックなバラード“Lesson”からスタート。「ここにいるすべての女子に捧げます」とPOLINがヴォーカルをとる“4月のマーチ”は、儚げで色香漂う歌声や、頭を悩ませているようなアクションなど、有無をいわさぬキュートさ。この2曲は、atagi、POLINのふたりの、楽曲自体がよりふくよかになっていくようなコーラスワークが印象的だった。
「みんなのおかげで最高の時間になりました。ありがとう!」と、集まってくれたオーディエンスへの感謝と9月にリリースされるアルバム『Awesome City Tracks 2』とツアーの告知を挟み、ラストは“涙の上海ナイト”。コール&レスポンスをしたり、手を波のように左右に揺らしたり。フェスという場所でもだれひとり置いていかない、音楽もライヴも気持ちよさにとことんこだわり尽くした、オーサムらしい至福のライヴだった。(岡崎咲子)



この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2015」は9月12日発売予定です! 全ライヴアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。

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