レポート一覧

PARK STAGE 11:40

しょこたん、今年も夏全開! 蝉の抜け殻も大活躍

「いくぞ! ROCK IN JAPAN!」、大きな声で皆に呼びかけ、ステージに飛び込んできた中川翔子。スタートしたのは“空色デイズ”。疾走感満点のサウンドが気持ちいい。4人のダンサーと共に踊り、全力で歌う彼女に刺激され、観客は早くも汗だくになりながら飛び跳ねていた。



熱い1曲目を経てMCタイムへ。「私は普段、中野の地下水をすすっている女」などと自虐的に言いつつ、彼女よりも元気よく声を出すことを観客に求めるテンションがものすごい。そして、リア充、ボッチ、ヲタク、猫好き、平成生まれ、昭和生まれ、ドSの人、ドMの人、変態、貪欲な人……とコール&レスポンスを巻き起こして客層のチェックをした後は、とんでもないサプライズが待っていた。なんと、彼女が取り出したのは透明の水槽に入った1000匹の蝉の抜け殻。わざわざ代々木公園や神社で集めてきたのだという。それを思い切りよく頭からかぶり、「生きたぞ、この夏はー!」と叫んだ彼女に、観客は大喝采した。



……というインパクトがあり過ぎたMCが終わり、アニソンメドレーへ。“PUNCH LINE!”(しょこたん❤でんぱ組)~“そばかす”(JUDY AND MARY)~“ジョジョ~その血の運命~”~“残酷な天使のテーゼ”……誰もが知っている名曲を一気に駆け抜け、自ずと大合唱が起こる。歌う彼女も心底楽しそう。幅広い音楽ファンの心をひとつにしてしまうアニソンのパワーを実感する場面だった。

“LUCKY DIP”と“rainbow forecast”も届けられた後、いよいよラストの曲。「次回会うまで怪我すること、病気すること、死ぬことを許しませんよ。私の一番の夢は生きて歌の場所でまたみんなに会いたい! 最後にみんなに愛の呪いをかけたいと思います。布を装備してください。タオルを回せば回すほど夢が叶って、寿命が延びるイメージで」、と呼びかけてから“ドリドリ”へと突入していった。色とりどりのタオルがフィールド全体で勢いよく大回転。素晴らしい一体感が生まれていた。(田中大)




この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2015」は9月12日発売予定です! 全ライヴアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。

  • ツイート
  • Facebookでシェア
  • LINEで送る

RO69アーティスト情報

中川翔子
クイックレポート更新情報もツイート中!