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LAKE STAGE 18:40

2日目のラストに、特別な声が惜しみなく降り注ぐ!

開演直前、3人のコーラスとバンドメンバーが登場し、ファンキーなセッションでひとしきり盛り上がった後、いよいよMISIAがオン・ステージ! 「カモーン、ROCK IN JAPAN!」と冒頭から全力でオーディエンスに呼びかけ、1曲目の “陽のあたる場所”を披露。少し発しただけでわかる、その声の特別な輝きと深み。グイグイとオーディエンスを引っ張っていくようなパワフルなパフォーマンスも、さすが歌姫の貫禄だ。曲が終わると「楽しんでいってよー!」と、続く“LUV PARADE”へ。途中でコーラス隊のすばらしいソロパートやJACKSON 5の“I want You Back”のカヴァーを挟んだりしながらダイナミックにショーは進む。3曲目の“Color of Life”でも感じたのは、深い地底から汲み上げられて天空を突き抜けるような声のパワーが本当にすごい、ということ。歌い終わってMISIAがステージ中央で指を高く突き上げ、そこにスポットライトが当たった時、会場に夜が訪れたのがわかった。



「ROCK IN JAPAN、最高〜! 少しゆったりした曲を。好きな人と来ている人は、これを機に手を繋いでいただいて――」なんてロマンチックなMCで始まったのは“Everything”。陽がすっかり沈んだ暗がりの中、大切に歌われた極上のバラード。《欲しいのはあなた》とストレートに告げるラブソングの熱気が確かに伝わっていく。LAKE STAGEいっぱいの人がじっくりと聴き入り、歌い終えると大きな拍手喝采を送った。




そして「今日はここに来た瞬間から、たくさんの笑顔に会えました。もっと皆さんの笑顔に会えますように、最後に新曲を聴いてください」と“あなたにスマイル:)”を披露。笑顔で客席に語りかけるように歌われたこの曲は、とびきりの生命力を放っている。音楽を通じて笑顔を届ける、笑顔を生み出すということを全身全霊でやってのけるのがMISIAなのだ。
アンコールでは「みんな一緒に歌えるかーい?」と“つつみ込むように…”を歌ってくれた。鮮やかなフェイクを挟んだり、全力のロングトーンを披露してくれたりと、最後の最後まで惜しみなくその特別な歌声をLAKE STAGEに届け続けたMISIA。身体中から愛とエネルギーが溢れ出るような、素晴らしいステージ。大きな感動と共に2日目のLAKE STAGE、全てのアクトが終了した。(上野三樹)


この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2015」は9月12日発売予定です! 全ライヴアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。

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