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SOUND OF FOREST 18:05

2年ぶりのひたちなか登場! あの狂騒が帰ってきた!!

ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2015、3日目を迎えたSOUND OF FORESTのトリを務めるのはモーモールルギャバン。2014年5月にライヴ活動を休止したものの、今年3月にはライヴ活動再開、さらに6月にフルアルバムをリリース――と完全復活を果たした彼らのステージを楽しみにしていた人も多いことだろう。登場直後「ROCK IN JAPANー!」と叫ぶのは今日もパンティー一丁にネクタイ姿のゲイリー・ビッチェ(DRUM&VOCAL)。ユコ=カティ(KEYBOARD&VOCAL)が鳴らした銅鑼の音を合図に“ハイパーライター”でライヴは始まった。金色のドラムをドカドカ叩きながら言葉数の多いこの歌を歌い上げるゲイリーの様子はまるで機関銃のよう。爆走し続けるその音と歌を、ユコのサイケデリックな音色が極彩色に塗りつぶす。“ユキちゃんの遺伝子”ではT-マルガリータ(BASS)のリフが炸裂! オーディエンスのハンドウェーブがフィールドを彩り、「ROCK IN JAPANー!」とユコのシャウトも轟いた。



「こんにちはBUMP OF CHICKENです。またの名をBLUE ENCOUNTと申します。時計なんて気にしないで最後まで付き合おうよ! 見えないものを見ようとしてやるからさ!」と、他ステージでトリを務めるアーティストの名を挙げるゲイリー。達者なMCもさることながら、以降の演奏でも、アクの強い3つの個性がぶつかり合い、カオティックながらもロマンティックという唯一無二の矛盾が形成されていく。ちょうど日の落ち始めた時間帯に演奏された“バイララ”はそのロマンティックな面がいつになく際立つ。ゲイリーが叫ぶ《愛が全てさ》のフレーズに合わせてたくさんのオーディエンスが拳を力強く挙げたのだった。



ユコがメインヴォーカルを務める“サイケな恋人”では、ゲイリーがBUMP OF CHICKEN“天体観測”を1フレーズ歌い上げ、謎のコール&レスポンスに繋げたあと、「ありがTOISU!」と感謝を告げる――と、いろいろぶっ込みまくり。「今後どうやったらGRASS STAGEに行けるのかを考えてて、いい案思いついたんだけど……お前ら、今日のライヴが終わったあと、『モーモールルギャバンは伝説のライヴでした』的なことを、3回ずつインターネットに書けー!」と切実な叫びを経て本編終了。アンコールを求める「パンティー」コールに応えた3人は“ユキちゃん”を演奏。「ありがとう、Nothing's Carved In Stoneでした」と結局最後までボケ倒して終えたのも、また彼ららしいといえば彼ららしかった。(蜂須賀ちなみ)



この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2015」は9月12日発売予定です! 全ライヴアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。

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