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PARK STAGE 17:30

真夏の野外をライヴハウスにする全力のパンク

夕暮れ時が近づき、少しずつ涼しい風が吹いてきたPARK STAGE。そこを再び真昼に戻すかのような熱い歓声に迎えられたU-tan(Vocal&Guitar)、SUNE(Dr&Kuchibue)、MAKKIN(Bass&cho)、TANNY(Vocal&Guitar)。SEに合わせて起こる手拍子も力強い。メンバー4人は「ROCK IN JAPAN FES. 2015」というロゴが描かれた背景のフラッグを嬉しそうに指さした後、スタンバイを進めた。そして「行けるかロックインジャパン!」という言葉を合図にスタートした“Right Now”。興奮を露わにして飛び跳ねる人々の勢いがものすごい。フィールド全体で振り上げられる人々の拳に恐れをなしたのか、先ほどまで飛び回っていたトンボたちが何処かへ行ってしまったようだ。




観客を夢中でジャンプさせた“J.C.”。「Let’s go!」という声を合図に怒涛の勢いで雪崩れ込んだ“Stick With Yourself”。殆ど間を挟むことなく、渾身のパンクロックが鳴り響き続ける。“BROKEN RADIO”と“In The Mosh Pit”も立て続けに披露された後、ようやく迎えたインターバル。メンバーたちも観客もすっかり汗まみれだった。そして、「今年で活動17年目、こんな景色を見させてくれてありがとうございます。9月に新しいアルバムが出ます。普段ライヴハウスで活動しているので、もしよかったら遊びに来てください」(U-tan)。「みなさん、ライヴハウスへようこそ。ライヴハウスは俺たちにとって、みなさんにとってパラダイスだと思います!」(TANNY)。2人のMCが観客を沸かせて突入した後半戦も熱かった。グッとくる甘酸っぱいメロディを堪能した“It’s My Paradise”。9月にリリースされるニューアルバムからいち早く届けられた“IN THIS LIFE”。「次の曲はみんなでアホになろうぜ!」という言葉に思いっきり甘えて、観客が開放的に踊りまくっていた“STUPID WORLD”……楽しい時間が濃密に流れて行った。

「この時間、ここに呼んでくれてありがとうございます。ぜひライヴハウスに遊びに来てください」、U-tanが観客に呼びかけて“One Day I Just”。全力で歌い、コーラスをつけながら演奏する4人はとても熱い表情をしていた。そしてラストを飾った“Cause You’re Alive”は、人々の大合唱が爆音を瑞々しく彩った。至福! 最初から最後まで情熱的なパンクロックを全力で届けたGOOD4NOTHINGであった。(田中大)




この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2015」は9月12日発売予定です! 全ライヴアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。

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