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PARK STAGE 14:00

踊る身体、躍る心が止まらない

スタート時間となり、三原健司(Vo./Gt.)、赤頭隆児(Gt.)、三原康司(Ba./Cho.)、kaz.(Dr.)がステージに現れると、フィールド全体から大きな歓声が上がった。「始めます!」と健司が挨拶して、“オワラセナイト”からスタート。キレの良いギターのカッティング、腰の辺りをざわつかせる艶めかしいベースライン、ステップを踏みたくなるドラムのビート、どこか飄々としたトーンなのに猛烈にエモーショナルに迫って来る歌声……魅力的な要素だらけのサウンドに刺激され、当然ながら観客は夢中になって踊り始めた。




赤頭と康司が床に置いてあるモニタースピーカーに乗ってイントロをプレイするのが目を引いた2曲目“愛の迷惑”。本編へと突入すると、観客のテンションはますます天井知らずに急上昇! そして、“ふしだらフラミンゴ”と“うわさのケムリの女の子”を立て続けに披露した後、MCタイムとなった。「夏休み、超楽しんでますか? 我々は昨日からここに来てまして。ここまで来るまでには、悲しいこととかもいっぱいあったけど、ステージに出てみたら、こんなにいっぱい人がいたんだよ。ひとつの目標なのよ、ここのステージに出るのって。こんなに人がいて……。どれだけ勇気がもらえるか。俺たち、めちゃくちゃ強くなった! 今、無敵。最後までかっ飛ばしていくので!」、嬉しさを全身から滲ませて語った康司が喝采を浴びていた。

新曲を演奏した後は、再びインターバル。「みんな、リストバンド見せて」と呼びかけた康司は、ものすごい数のリストバンドを着けた腕が掲げられたフィールドを見て、「うわっ、めっちゃロックって感じがする!」とはしゃいでいた。そんな場面を経て“プロレスごっこのフラフープ”。そして、「新しいロックは大好き? 俺たちとみんながロックの未来を作る番ですよ!」と健司が言い、ラストの“オドループ”へと突入。踊りまくる観客も、ステージ上の4人も汗だくだが、とても晴れやかな表情だ。「やっぱりロックって最高やな。どうもありがとう!」「来年、またひたちなかで逢いましょう! バイバイ~」、そんな言葉を残して去っていったフレデリックを、たくさんの人々が熱い拍手で祝福していた。(田中大)


この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2015」は9月12日発売予定です! 全ライヴアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。

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