いよいよSOUND OF FORESTは残すところ最後の1アーティストとなった。大トリを飾るのは、吉井和哉のニュープロジェクト、YOSHII FUNK Jr.だ。昨年11月に自身のルーツである昭和の歌謡曲、ポップス、ロックを中心にセレクトし、オリジナルアレンジで収めた初のカヴァーアルバム『ヨシー・ファンクJr.~此レガ原点!!~』をリリースした吉井和哉だけに、この名義での出演ではカヴァー曲がメインかと思いきや、終わってみれば吉井和哉の最新オリジナル曲はもちろん、THE YELLOW MONKEYまでをも含む吉井和哉を全方位で捉える贅沢なセットリストだった。

日下部正則(Gt.)、吉田佳史(Dr. / TRICERATOPS)、三浦淳悟(Ba.)、鶴谷崇(Key.)といったサポートメンバー全員がアフロヘアにサングラス、黒いタキシードで登場。最後に姿を現した吉井和哉も同じスタイルで手にはステッキを携えている。歌い出した1曲目は、ピンク・レディー”ウォンテッド(指名手配)”のカヴァー。続けて、「吉井和哉さんのカヴァーやります」と、エネルギッシュなロックナンバー“ビルマニア”で、一気にフィールドを熱くする。そう、あくまでこれはYOSHII FUNK Jr.のステージだ。スピーディにドライヴするサウンドにのって、マイクスタンドを高く掲げて、踊り狂う吉井の姿が最高にかっこいい。

「改めまして、YOSHII FUNK Jr.です。みなさんはじめまして。このたび、初来日しました! 今日は初のSOUND OF FOREST! 最高の夜にしよう!」と、NHK Eテレのキッズ番組『みいつけた』のために作曲を手がけた“ふたりはさかさま”をYOSHII FUNK Jr.として初披露。子供向けの歌とはいえ、吉井が歌えば、艶やかなロックナンバーになる。「続きまして、『ドラゴンボール超』のオープニングです!」と繰り出した新曲“超絶☆ダイナミック!”では、曲の中で、かめはめ波のポーズも決めた。間髪入れずに、タンバリンを打ち鳴らしたファンクヴァージョンの“点描のしくみ”や、腕をぐるぐるまわしながらヤンチャに歌いあげたパンクチューン“Step Up Rock”など、YOSHII FUNK Jr.の陽気なキャラ設定……もとい、性格に似合うアグレッシヴなナンバーが立て続けに披露される。

圧巻だったのは、「さあ輝いていこうぜー!」と繰り出した、最新アルバム『STARLIGHT』からのリード曲“(Everybody is)Like a Starlight”だった。ソロ13年目を迎える今年、TRIADへのレーベル移籍を発表するなど、新しいチャレンジを続ける吉井和哉が放つストレートなロックチューンは、《48回目の反逆だ》と自らの年齢を歌詞に滲ませながら、眩しい光へと強く突き進む。凄まじいエネルギーを放つ歌唱だった。ラストはエレキギターを弾きながら届けた、THE YELLOW MONKEYの“バラ色の日々”。いつの間にか薄暗くなった会場に、ステージだけがたっぷりと光を湛え、孤高のロックスターを照らしていた。
アンコールに応えて再び登場した吉井が、「ありがとうございます! みなさんが知ってるカヴァーをやったほうがいいよね。ラブラブしてるか? ラブラブしようか?」と叫んで、最後の1曲は“LOVE LOVE SHOW”! 最初から最後までハイテンションなパフォーマンスを繰り広げ、オーディエンスは身体も胸も躍らされっぱなし。ステージから吉井和哉が去った後も、しばらく大きな声援が鳴りやむことはなかった。(秦理絵)


日下部正則(Gt.)、吉田佳史(Dr. / TRICERATOPS)、三浦淳悟(Ba.)、鶴谷崇(Key.)といったサポートメンバー全員がアフロヘアにサングラス、黒いタキシードで登場。最後に姿を現した吉井和哉も同じスタイルで手にはステッキを携えている。歌い出した1曲目は、ピンク・レディー”ウォンテッド(指名手配)”のカヴァー。続けて、「吉井和哉さんのカヴァーやります」と、エネルギッシュなロックナンバー“ビルマニア”で、一気にフィールドを熱くする。そう、あくまでこれはYOSHII FUNK Jr.のステージだ。スピーディにドライヴするサウンドにのって、マイクスタンドを高く掲げて、踊り狂う吉井の姿が最高にかっこいい。

「改めまして、YOSHII FUNK Jr.です。みなさんはじめまして。このたび、初来日しました! 今日は初のSOUND OF FOREST! 最高の夜にしよう!」と、NHK Eテレのキッズ番組『みいつけた』のために作曲を手がけた“ふたりはさかさま”をYOSHII FUNK Jr.として初披露。子供向けの歌とはいえ、吉井が歌えば、艶やかなロックナンバーになる。「続きまして、『ドラゴンボール超』のオープニングです!」と繰り出した新曲“超絶☆ダイナミック!”では、曲の中で、かめはめ波のポーズも決めた。間髪入れずに、タンバリンを打ち鳴らしたファンクヴァージョンの“点描のしくみ”や、腕をぐるぐるまわしながらヤンチャに歌いあげたパンクチューン“Step Up Rock”など、YOSHII FUNK Jr.の陽気なキャラ設定……もとい、性格に似合うアグレッシヴなナンバーが立て続けに披露される。

圧巻だったのは、「さあ輝いていこうぜー!」と繰り出した、最新アルバム『STARLIGHT』からのリード曲“(Everybody is)Like a Starlight”だった。ソロ13年目を迎える今年、TRIADへのレーベル移籍を発表するなど、新しいチャレンジを続ける吉井和哉が放つストレートなロックチューンは、《48回目の反逆だ》と自らの年齢を歌詞に滲ませながら、眩しい光へと強く突き進む。凄まじいエネルギーを放つ歌唱だった。ラストはエレキギターを弾きながら届けた、THE YELLOW MONKEYの“バラ色の日々”。いつの間にか薄暗くなった会場に、ステージだけがたっぷりと光を湛え、孤高のロックスターを照らしていた。
アンコールに応えて再び登場した吉井が、「ありがとうございます! みなさんが知ってるカヴァーをやったほうがいいよね。ラブラブしてるか? ラブラブしようか?」と叫んで、最後の1曲は“LOVE LOVE SHOW”! 最初から最後までハイテンションなパフォーマンスを繰り広げ、オーディエンスは身体も胸も躍らされっぱなし。ステージから吉井和哉が去った後も、しばらく大きな声援が鳴りやむことはなかった。(秦理絵)

この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2015」は9月12日発売予定です! 全ライヴアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。
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RO69アーティスト情報
吉井和哉