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WING TENT 15:50

初出演! ひたちなかに放ったフレッシュ&不敵な一撃

3rdミニアルバム『Variety』を7月8日にリリースし、ついにメジャーデビューしたMrs. GREEN APPLE。ROCK IN JAPAN FESTIVALへの出演は今回が初。人気急上昇中の彼らだけに、観客の注目度は当然ながらものすごい。スタート前にメンバーたちが現れてサウンドチェックを行ったのだが、肩慣らしとは思えないほどの熱気でWING TENT内が揺らいだ。
予定時間となり、鳴り響いたSE。大森元貴(Gt. Vo.)、若井滉斗(Gt.)、山中綾華(Dr.)、藤澤涼架(Kb.)、髙野清宗(Bs.)が勢揃いし、観客は元気いっぱいに歓声を上げた。1曲目は“愛情と矛先”。「1・2・3・4!」、山中のスティックカウントでスタートするや否や、腕を振り上げて踊る観客のテンションが尋常ではなく高い。続いて“リスキーゲーム”。力任せにお互いのサウンドをぶつけ合っているかのような前のめりのテンションで演奏している5人だが、絶妙なアンサンブルを形成しているのがものすごい。それにしても……奇妙な動きを連発しながらプレイし、時折、白い衣を聖者のように揺らしながら走り回る藤澤の姿が面白い。そんな独特なステージングも冴えまくっていたオープニングであった。




会場が沸騰する鍋のように沸き立ち、髙野のベースソロのかっこよさも印象的だった“VIP”。ハイテンションに身体を揺らしながらプレイする5人の姿が雄々しかった“ナニヲナニヲ”。コール&レスポンスやタテノリのダンスを誘い、爽やかな一体感を生んだ“HeLLo”の後に迎えたインターバル。「ロッキンですよ。初出演ですよ。うちのギター(若井)と中学で出会って。その頃から『ロッキンに出たい』って言っていたんだよね?」(大森)。「うん。テレビでロッキン観ながら、ギター持って暴れてた(笑)」(若井)。初出演を喜び合ったMCを経て、ラストに届けられたのは“StaRt”。汗まみれながらも、笑顔を浮かべて踊る観客の姿が、照明の光を浴びてキラキラ輝く。そんな人々の姿を、5人は嬉しそうに眺めながら演奏していた。そして、「以後、お見知りおきを。よろしく!」という言葉と共に迎えたエンディング。深々とお辞儀をしたメンバーたちを、観客は心をこめた拍手で祝福した。(田中大)



この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2015」は9月12日発売予定です! 全ライヴアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。

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Mrs. GREEN APPLE
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