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GRASS STAGE 17:10

ゲストも登場! オオカミ軍団GRASS STAGEを襲撃!!

見渡す限りの人、人、人というGRASS STAGEエリア。夕刻にこの舞台に降り立つのは、我らがMAN WITH A MISSIONである。視界一杯に手が打ち鳴らされる中、姿を見せた5匹+1が最初に届けるのは、熱いコーラスワークでオーディエンスを根こそぎ昂らせる“Emotions”だ。フィールドからも高らかに上がる歌声を、ステージ中央のTokyo Tanaka(Vo)は大きく両腕を広げ、一身に受け止めようとしている。「俺ラガMAN WITH A MISSIONダコノヤロー!!」と、Jean-Ken Johnny(Gt, Vo, Raps)も噛み付かんばかりの勢いで言葉を投げ掛け、“database”では余りにも強烈な低音が皮膚を震えさせっ放しである。沸騰するフィールドを、強い西日が照らし出す。さらに“Dive”“Get Off of My Way”と鉄板チューンを放つ。ゼブラヘッドとの共作曲“Out of Control”では、ヘヴィ&エクストリームなアンサンブルが全速力で渦巻くようだ。


ここで最新のニュースとして、10月に新しいシングルをリリースすることを告知すると、今度はKamikaze Boy(Bass, Cho)のベースラインがうねりまくる“Seven Deadly Sins”でチャントの如き歌声が上がる。そしてジョニーが「ツイテコレル奴ハ、ツイテコーイ!!」と閃光のようなギターフレーズで切り出すのは、“distance”~“evils fall”~“DANCE EVERYBODY”という怒濤のメドレーだ。色とりどりのタオルが頭上で激しく振り回される情景には、どうにかして生の熱気をこのまま保存しておくことはできないか、と思わされてしまう。




ジョニーが「今日ハオマツリナノデ、我々MAN WITH A MISSIONカラ、スペシャルナサプライズヲ用意シテキマシタ。我々モ暑苦シイケド、モット暑苦シイ奴ガ出テ来ルカラ覚悟シトケヨオマエラ!!」と告げて切り出されたのは、名カヴァー“Smells Like Teen Spirit”。そこに「What’s up、地球人ども! 飛び跳ねろ!!」と声を上げるオオカミのお面を被った男がひとり。聞き覚えのある、印象深い歌声を繰り出すその人物が覗かせた顔は……そう、先週ソロ名義の降谷建志としてROCK IN JAPAN FESTIVAL 2015のステージに立ち、明日にはDragon Ashとして登場予定のKjである。最高のコラボを果たし、トドメとばかりに可愛らしいキッズダンサーも迎えて“FLY AGAIN”の大団円へ。特別な夏だからこそ驚きを提供する、究極生命体の意地を見たステージであった。(小池宏和)


この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2015」は9月12日発売予定です! 全ライヴアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。

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