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SOUND OF FOREST 11:05

新生バニラズが放つ、ロックンロールの魔法にかけられて

各ステージで続々と熱いライヴが繰り広げられるなか、最後にスタートしたSOUND OF FOREST。そのトップバッターを飾るのがgo!go!vanillasだ。わずか2週間前に新ギタリスト柳沢 進太郎(g)のお披露目ライヴを行なったばかりということもあり、新生バニラズのライヴに注目が集まる。



ハンドクラップにのって、駆け足で飛び込んできたメンバー。「いくぞー!」と牧 達弥(vo/g)が叫ぶと、“アクロス ザ ユニバーシティ”から、いきなりフルスロットルの演奏で会場を盛り上げていく。「シンギン! みんなで歌ってくれー!」という牧の声を合図に、ウォーウォーとこだまする力強い歌声。“ハイテンション”では、この炎天下でも革ジャンで決めたジェットセイヤ(dr)が後方で立ち上がり、スティックを打ち鳴らして煽りまくれば、“バイリンガール”では、長谷川プリティ敬祐(ba)と柳沢のふたりがお立ち台に立ち、そのプレイでお客さんを惹きつける。



「年に一度のROCK IN JAPAN FESTIVAL、悔いの残らないように最後まで楽しみましょう!」とプリティ。昨年のWING TENTから一回り大きくなったステージに立つ喜びを「でっかくなったぜ!」と牧が感慨深げに言うと、「恩返しの意味を込めてお中元を用意しております!」(プリティ)と披露したのは、新曲“カウンターアクション”だった。ズンズンと突き上げるビートにお客さんは一斉にジャンプジャンプ。まるで「俺たちの新しいギタリスト、かっこいいだろ?」とでも問いかけるような刺激的なギターリフが、新しくなったバニラズここにあり、と堂々と宣言する。



「まだまだいけるかー!?」という、プリティの絶叫と共に“エマ”へ。イントロのフレーズだけで、ぶわっと気持ちを底上げしてくれるバニラズの陽性のロックンロールは、緑いっぱいの森のステージによく似合う。“ホラーショー”では、「ロッキン! ロックンロール! ジャパンフェス!」と、バニラズらしいユニークなコール&レスポンスで集まったお客さんをひとつにすると、ラストは“マジック”。「この曲で盛り上がったら、今日一日ハッピーになれます!」。そんな牧の言葉どおり、go!go!vanillasが放つ最高にハッピーなロックンロールの魔法にかけられて、いよいよ幕を開けたフェスティバルへのワクワクが胸いっぱいに広がる。バニラズ、文句なしのトップバッターのステージだ。(秦理絵)

この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2015」は9月12日発売予定です! 全ライヴアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。

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