ぞくぞくとオーディエンスが詰めかけて開始前から熱気であふれた、家入レオのステージ。Tシャツに、スキニーな黒のパンツ姿というシンプルなスタイルで登場した彼女に、さらに大きな歓声がわいた。1曲目は、7月にリリースされたシングル“純情”。躍動的なサウンドに、ジャンプをしながらその歌声を弾ませ、またクールなまなざしでまっすぐにオーディエンスを射抜くように歌う力強さで、冒頭から会場を翻弄する。エネルギッシュに動き回りながらも、ブレのない、弦楽器のような張りのあるヴォーカルが高らかに響きわたった。

そして、ハネたピアノのイントロでスタートする“太陽の女神”で会場はさらにヒートアップ。会場は大きな手拍子とともに一体となって、彼女の歌声に明るく照らし出される。

続く“Silly”は、アコースティック・ギターを軸としたバンド・サウンドにのせ、時に胸に手を当て、エモーショナルに、美しく歌い上げた。

「ひとつになりましょう! “Shine”!!」。タイトルを叫ぶと、自ら手拍子をしながら、オーディエンスに笑顔を向ける。大きく手を振り上げて、ステージを右へ左へと歩きながら響かせるハイトーンのヴォーカルは、その歌の通り眩しいもの。「みなさん、思い届いてますか?」。そんな問いかけに、大きな歓声で応えるオーディエンス。また、この歓声や拍手をひとまわりも、ふたまわりも大きくするように、来年2月にリリースされることになったニューシングル“miss you”を、いちはやく披露してくれた。

情熱的なギターのカッティングが冴えるイントロに、切ないメロディが混じり合う“miss you”。繊細でいながらも、力強くエモーショナルなヴォーカルで、メロディを彩る姿に、オーディエンスは静かに耳を傾けた。歌われる言葉を逃さないように、ステージに食らいついているオーディエンスと、真っ直ぐに向き合って、手渡すようにして歌う。その構図が美しい。

最後にプレイされたのは、デビュー曲“サブリナ”。「声が足りないよ、ジャパン、盛り上げていける?」「うしろ、手を上げて! 前、声聞かせてくれる? 幕張、行ける?」と煽り、「ジャンプ!!」と一声かけると、自らも高く高くジャンプし、こぶしを振り上げて歌い上げる。後半のサビは、ステージを駆けまわりながら、「もっともっと」と声を張り上げて、会場一体の大合唱。繊細な鋭さを持った“サブリナ”が、むちゃくちゃエネルギッシュで大きなパワーを放つ“サブリナ”へとアップデートされ、オーディエンスと共有されるのは、まさにライヴならではの醍醐味。短い時間ながら、満足度の高いステージとなった。(吉羽 さおり)




この4日間の模様を凝縮した別冊付録を、「ROCKIN'ON JAPAN3月号(1/30発売)」に封入! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。

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