“ACTION!!!”が鳴り響く中、ステージにやる気満々の様子で現れたハヤシ(Guitar, Voice, Synthesizer, Programming)、フミ(Bass, Synthesizer, Voice)、ヤノ(Drums, Voice)。オレンジ色のツナギが眩しい。「トイス! トイス!」、おなじみの挨拶の言葉をハヤシが放ち、観客も全力で「トイス!」と返す。そして“Let's ダバダバ”の演奏がスタート。熱いビート、轟くギター、ハイテンション極まりない歌声、妖しいシンセのきらめき……刺激だらけのサウンドに酔いしれ、誰も彼もが「ダバダバ~」と歌いながら踊る。続いて、“Lucky Star”と “Young OH! OH!”も放たれ、GALAXY STAGEは只ならぬ熱気で染め上げられていった。 

“Baby BIAS”で起こった明るい手拍子とダンスがフロアをグラグラ揺さぶった後、MCタイム。「サンキュー! トイス! いえーい! しわっす(師走)! 気持ち良いトイス納めをするために全力で盛り上げたいと思います。今、レコーディングをしています」、一気に語ったところで突然水をゴクゴク飲み始めたハヤシ。それを見たフミが「潤っちゃって。今潤っているから」と言って間を埋める。2人の息の合ったやり取りが面白い。そして、「しわっす(師走)! 調子はどうだい! 出来たてホヤホヤの新曲をやろうと思います」と呼びかけ、新曲“Sun Electric”へ。強力なビート、爆音が暴れ馬のように駆け抜け、観客は大喜びしていた。

“Shout Aloud!”を皮切りに突入した後半戦は壮絶であった。“MEGA OVER DRIVE”“URGE ON!!”“シーラカンス イズ アンドロイド”を、殆んど間を空けずに連発するなんて、どう考えてもヤバ過ぎ! ラストの“Buggie Technica”に辿り着いた頃には、ステージ上のメンバー達は勿論、観客も夏フェス級に汗だく。「どうもありがとう! トイス! 良いお年を~!」。手を振って去っていった3人を観客の拍手と歓声が見送る、最高のトイス納めであった。(田中大)




この4日間の模様を凝縮した別冊付録を、「ROCKIN'ON JAPAN3月号(1/30発売)」に封入! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。

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