「今日はスペシャルなゲストもいるので一緒に盛り上がってください！」、DJブースにスタンバイしたRAM RIDERが挨拶をして、最初に放たれた“GALAXY”。飛び跳ねながら踊る人々のエネルギーでフロアが温まり始めたところで“もったいないとらんど”のマッシュアップ・バージョンへと続き、ウキウキした昂揚感が会場いっぱいに広がる。『スーパーマリオ』のあの曲のリミックス・バージョンで、郷愁を誘う電子音を溢れ返らせ、“きみはキョンシー”ではまさしくキョンシーのように皆を飛び跳ねさせまくり、そして煌びやかな音像に彩られた “Good time REMIX”……盛り上がらずにはいられないナンバーが次々と連発された後、シークレットゲストが登場。ステージに現れたのはMEGだった。マイクを手にした彼女は、軽やかにステップを踏みながら“非実在ボーイ”と“甘い贅沢”を歌う。予想外の2曲に観客は大喜びしていた。
“Perfect Light”を皮切りに突入した中盤戦。“ELECTRIC × Summer”も投下され、集まった人々の興奮は止まらない。そして、ついにTEMPURA KIDZが登場。カラフルな衣装に身を包み、キレの良いダンスを繰り広げる5人がめちゃくちゃカッコいい！ 「短い時間ですが一緒に盛り上がっていきましょう！」と我々に呼びかけて歌い始めた“すいみん不足”の後、短いインターバル。「改めましてこんにちは！ 今年も出させて頂いて嬉しいです。RAM RIDERさんと一緒です。今日は一緒に楽しんでいきましょう！ 新曲を初披露しちゃいたいと思います」と言って、すかさず“マスクマスク”へ突入。5人の息の合ったダンスと歌がますます冴えわたる。
2組目のシークレットゲストCharisma.comのふたりが突然合流し、“イイナヅケブルー”と“ミイラキラー”が披露された後、再びMCタイム。「最後の曲になるのですが、ここでお願いが。私たちはデビューしてからもうすぐ2年。今日は何としても今までで一番いいライヴをしなきゃいけないのです。みなさん一緒に声を出して盛り上がって欲しいです。最後に大きな声を出して盛り上がってくれますか？ 今は寒い冬ですが、この曲を聴いてください」と我々に呼びかけて、“はっぴぃ夏祭り”。祭囃子を思わせるリズムと和テイストのメロディに包まれ、フロア全体がハジケたお祭り状態となる。笑顔、ダンス、大歓声に溢れた空間が生まれていた。（田中大）
この4日間の模様を凝縮した別冊付録を、「ROCKIN'ON JAPAN3月号（1/30発売）」に封入！ 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。
