名古屋出身のラウドシーンに突如現れたヒステリックパニックがCOUNTDOWN JAPAN初参戦! 大ジャンプしながらステージに登場したのは見るからにアクの強い5人組。とも(Vo.)、Tack朗(Gt,Vo.)、$EIGO(Gt,Chor.)、おかっち(Ba.)、やっち(Dr.)が、挨拶がわりの爆音を一斉に鳴らすと、「はじめるぞー!」と、ともが叫ぶ。そして怒涛の超快速ラウドチューン“憂&哀”で彼のデスボイスがビリビリとCOSMO STAGEを震わせる。続いて“ねこ地獄”。サウンドはメタル、ハードコアを基盤としたへヴィな音なのに、メロディはキャッチーで、キュートな振り付けで会場を躍らせる。さらに緑髪のもう一人のボーカルTack朗はどこかフェミニンな超ハイトーンボイス。何なんだこのバンドは!?

MCでは「お待たせしました。俺らが、名古屋! 名古屋の! 名古屋の! ヒステリックパニックです」と、とも。「今まで見たことないくらいの人! ……写メ撮っていい?」と撮影タイムが始まる。$EIGOは「怪我とか危ないかなと思って。これ持ってきた」と、その手にはフェ○ビナク。熱狂するフロアを思いやるアフターケアもバッチリだ(笑)。そして後半戦は、やっちのドラムが爆走する“TeaR”から“人生ゲーム”へ。ここでTack朗と$EIGOによるツインボーカルがドライブすれば、ともが自転車に乗ってステージにイン! もはやステージはカオス。「2015年12月31日、また幕張で会いましょう!」と、ともが来年への約束を交わすと、怒涛のクライマックス“WiLL”へ。アァーーーッ!と悲痛な叫び声をあげたともは、手を大きく広げて天井を仰いでいた。

見たら誰かに話さずにはいられない、それがヒステリックパニックのライヴだ。(秦理絵)





この4日間の模様を凝縮した別冊付録を、「ROCKIN'ON JAPAN3月号(1/30発売)」に封入! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。

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