早くも折り返し点に差し掛かった2日目EARTH STAGEには、5年連続COUNTDOWN JAPAN出演&今年3月の改名後では初登場となる[Alexandros]が登場! SEの“Burger Queen”に乗って意気揚々とオン・ステージした川上洋平(Vo・G)/磯部寛之(B・Cho)/白井眞輝(G)/庄村聡泰(Dr)の4人、「最強の夜にしようぜ!」のコールとともに放った1曲目は“Starrrrrrr”! 祝祭と狂騒が渾然一体となったようなリズムとアンサンブル&川上の熱唱に応えて、怒濤のシンガロングとともに一面のハイジャンプが巻き起こり、幕張メッセが大きく揺れる! 揺るぎなき高純度のロックンロールと、誰ひとり排除することなく高揚の高嶺へと導いていくポップ感を両輪として爆走する[Alexandros]の強度と訴求力をリアルに証明するような光景が目の前に広がっている。

熱気とエモーションがあふれ返るフロアを「もっと行けんだろ幕張!」と磯部が煽りまくって、そのまま“Waitress, Waitress!”へ突入。赤黒く燃え盛る野性そのもののようなビートが、観る者すべての衝動を突き動かしていく。さらに、“city”のソリッドに研ぎ澄まされたロックンロールがEARTH STAGEの熱気を貫いて鳴り渡ったところで、「ああ、気持ちいい! 改めまして[Alexandros]と申します! CDJ最高ですか!」と呼びかける川上。うおおおっと大歓声が沸き上がる。「こんなに多くの人見たの、人生で初めてです。みなさんにプレゼント持ってきました! 最新の子供です! 愛してください!」という言葉とともに披露されたのは、未発表の新曲。4人の奮い立つ闘志でもって、淀みなき晴れやかな風景を描き出したような、爽快な開放感に満ちた楽曲が、EARTH STAGEをでっかく揺さぶっていく。「2014年お世話になりました!」と満場のオーディエンスに川上が語りかける。「結構いろんなことがありまして。バンド名が変わったり、いろんなことが他にもあったんですけど……蓋を開けてみたらまったく変わりませんでした。こんなに多くの人が応援してくれて、ほんとうれしいです! 来年はいい意味で、もっともっと変わってみせます! もっともっと進化して、俺たちだけでここを埋めてみせます! 幕張ワンマンやってみせます!」という決意表明の言葉が、雄叫びのような歓声を呼び起こしていく。

見果てぬロックンルールのロマンを、アップリフティングなアンセム“Run Away”ではひときわアグレッシヴに轟かせ、珠玉のバラード・ナンバー“Adventure”では雄大なスケール感をもって響かせた4人。音が止んだ後、シンガロングを誘う川上に応えて、EARTH STAGE一面に轟々と沸き上がる歌声! 最高の瞬間だ。「超愛してるぜ幕張!」というコールから雪崩れ込んだラスト・ナンバーは“Kick&Spin”! カオティックなまでの狂騒感と《stay alight/stay alive》の数万人の大合唱が、巨大な祝祭空間を目映く照らし出していた。(高橋智樹)






この4日間の模様を凝縮した別冊付録を、「ROCKIN'ON JAPAN3月号(1/30発売)」に封入! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。

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