COUNTDOWN JAPAN 14/15・2日目、GALAXY STAGEのトップバッターはゲスの極み乙女。! 前回(COUNTDOWN JAPAN 13/14)はCOSMO STAGE 4日間のフィナーレを飾ってくれたゲスの極み乙女。だが、メジャー・デビューも含め2014年の飛躍的な極限進化を経た今、満を持してGALAXY STAGEに登場!――ということで、横浜アリーナ級の大会場へと生まれ変わったGALAXY STAGEは開演前から大盛況! そんな期待感を全身で受け止めながら登場した4人、1曲目から巨大な空間を一気にダンス天国へと導いていく! 休日課長(Ba)の極太ベースラインとほな・いこか(Dr)の剛軟自在なドラミングがしなやかなグルーヴを刻み、ちゃんMARI(Key)の鮮やかなフレーズと川谷絵音(VoGt)の超絶ギター・プレイが熱気をかき混ぜ……4人の辣腕プレイヤーがその才気を全開放して生み出す音の切っ先が、川谷の歌と絡み合いながら、目映いばかりのポップの風景を描き出し、GALAXY STAGEをでっかく揺さぶっていく。

ジャズ/ヒップホップ/プログレなど多彩な音楽のエッセンスが、4人の中で血肉化され、まったく別次元の輝度と訴求力を持ったアンサンブルへと生まれ変わっていく――結成わずか2年半にしてゲス乙女が体現してみせている高純度のマジックが会場いっぱいに広がって、大歓声とダンスの渦を巻き起こしていく。「幕張最高! もっと最高の瞬間にするために、パラリラパラリラ言ってみませんか!」という川谷のコールとともに流れ込んだ鋭角ポップ“アソビ”のスリリングな高揚感。ハンドマイクの川谷がフロアを爽快に煽ってみせた“キラーボール”……1アクト目にしてクライマックスか?というくらいの熱い祝祭感が、GALAXY STAGEを包み込んでいる。

「盛り上がってますか! 今日もいこかちゃんはかわいいね!」というMCの主はもちろん休日課長。「来年はね、もっともっとすごいゲスになりたいと思ってます! でも、もっとすごいゲスになるためには、今日最高のライヴをしなきゃならない! みんなと一緒にならないといけない!」の呼びかけから満場の「ドレスを!」「脱げ!」コール&レスポンスが噴き上がったところで“ドレスを脱げ”炸裂! 会場の温度をぐいぐい上げていく。「幕張ありがとう! 人いっぱいいる!」とオーディエンスに手を振るちゃんMARIを「何タイムなのこれ? 手振る時間?」とSっ気たっぷりにいじるほな・いこか、「去年は朝の4:30ぐらいに出て、終わったら楽屋に誰もいなかった話」などひとしきりボヤく川谷……というMCのひとつひとつまでもが、会場を歓喜の果てへと導く燃料として機能している。最後は「踊れないなら、ゲスになってしまえよ!」のコールとともに叩き付けた“jajaumasan”で大団円! 2日目GALAXY STAGEはまだ始まったばかり。この歓喜と熱気は一体どこまで昇り詰めてしまうのか?(高橋智樹)





この4日間の模様を凝縮した別冊付録を、「ROCKIN'ON JAPAN3月号(1/30発売)」に封入! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。

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