COUNTDOWN JAPAN 14/15、いよいよ開幕! 「ここのキャパは4万人強。もはやドームクラスです。でも、アーティストからの要望で、ステージを30cm近づけました。広いけれども近くて熱いステージになっています!」と、大きく拡大されたEARTH STAGEについて説明するのはCOUNTDOWN JAPAN 14/15総合プロデューサー・渋谷陽一。そして、「僕が彼らの前説をするのは2回目です」と、志村正彦急逝直後に映像での出演となった2009年のフジファブリックのステージを回想する渋谷。「彼らがもう一度、ここのトップバッターとして戻ってきます!」という言葉に高らかな拍手が沸き上がる中、5年ぶりにここEARTH STAGEのオープニングを飾るべくフジファブリックが登場すると、ひときわ大きな拍手と歓声が広がっていく。

お馴染みサポート・ドラマー=BOBOの「1、2、3!」のカウントから“夜明けのBEAT”へ! ひと回り大きく生まれ変わったEARTH STAGEが一面のジャンプとダンスにでっかく揺れる! メッセいっぱいに熱い歌声とシャウトを響かせた山内総一郎(Vo/G)の「トップバッターを務めさせていただきます、フジファブリックです! いいぜ、この光景いいぜ! トップバッターだから、元気いっぱいだぜ!」というMCに続いて、プログレ的なイントロから“シャリー”のポップ異空間へと突入していく。サポート・ギタリスト=名越由貴夫の分厚いサウンド渦巻くハイブリッド・ハード・ロック“efil”の音像を貫くように響く山内の絶唱。爆音に極彩色の多幸感を与えていく金澤ダイスケ(Key)のキーボード・ワーク。曲後半で加速するビートをぐいぐいとリードする加藤慎一(B)の力強いグルーヴ感……デビュー10周年、初の日本武道館ワンマンを大成功させたばかりの彼らの力強さと豊潤な包容力が、EARTH STAGEを一気に高揚感の彼方へと導いていく。

「2009年、僕らも袖で見てたんですよ。5年後の今日、またこういう形で戻ってこれてうれしいと思います」……そんな山内の言葉とともに響いたのは、名曲“若者のすべて”。珠玉の歌とメロディが、巨大な空間の隅々にまで染み渡るように広がっていく。そして、「新曲ができました。立ち止まったり、振り返ったり、また前を向いたり……そんな曲ができたんで」という紹介とともに、11月28日にリリースされたばかりの配信限定シングル曲“はじまりのうた”を披露。《君を待つ未来を願ってるから/ただそれに応えたいだけなのさ》と決然と歌い上げる山内の声が、EARTH STAGEを歓喜と感激で満たしていく。

「パーティーは始まったばっかりだぜみんな!」と山内がロック・スター風に呼びかけつつ流れ込んだ“バタアシParty Night”からライヴは一気にクライマックスへ! “銀河”のスケール感と疾走感に満ちたアンサンブルが広がり、“LIFE”の晴れやかなメロディに広大なEARTH STAGEがハンドウェーブに包まれて……終了。最後のメンバー紹介で「金澤ダイスケ、加藤慎一、名越由貴夫、BOBO、山内総一郎、志村正彦!」とコールする山内の声に、惜しみない拍手と歓声が湧き上がっていった。(高橋智樹)




この4日間の模様を凝縮した別冊付録を、「ROCKIN'ON JAPAN3月号(1/30発売)」に封入! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。

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