今年も出番の10分ぐらい前のサウンドチェックから恒例のサービス演奏をたっぷり聴かせてくれたアルカラ。稲村太佑(Vocal&Guitar)が「アルカラがGALAXYやって! 事件やなー」と言うと、“夢見る少女でいたい”をさらりと披露。開演前から目が離せない。

定刻。トレードマークのタンバリンを首にかけた稲村のカウントから始まったインスト曲“Aカップ巨乳”をあっと言う間に終えると、怒涛の勢いで“カラ騒ぎの彼女”へ。そして、田原和憲(Guitar)の挑発的なリフが口火を切った“アブノーマルが足りない”がスゴかった! 疋田武史(Drums)が高い位置からスティックを叩きつけ、下上貴弘(Bass)は頭を激しく振りながらプレイ。「まだまだ飛ばしていくぞー! COUNTDOWN JAPAN!」と稲村が叫べば、客席からも怒号のような歓声が飛ぶ。“半径30cmの中を知らない”や“チクショー”といったアルカラ最強のライヴアンセムに会場は湧きっぱなしだった。

休む間もなく、“愚痴ばっかりのローレロレロ”で妖艶でエモーショナルなロックをぶちかます。そして「男子ー! 女子ー!」のコール&レスポンスで笑いをとると、少し真面目な口調に戻った稲村。何が正しいかはわからない世の中だけど、と前置きをして、「わかっていることがある……この時間帯にアルカラを選ぶ、とんだハッピー野郎がこんなにいることを!!」と力強く叫んで、喝采を浴びた。

終盤は“キャッチーを科学する”でアルカラ節炸裂のユニークな歌を全員でシンガロングすると、「もっと強くなって、もっと良い顔して来年会えるようにこの曲で終わりたいと思います!」と稲村が来年へ意気込みを声高に宣言し、ラストナンバー“ミ・ラ・イ・ノ・オ・ト”と最後は泣く子も黙るいかついロックでキメてくる。ズルいぞ、アルカラ。そして天晴だ!(秦理絵)





この4日間の模様を凝縮した別冊付録を、「ROCKIN'ON JAPAN3月号(1/30発売)」に封入! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。

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