ディズニー・エレクトリカルパレードのファンタジックなSE。キラキラと風船が浮かぶステージに、Alec(Gt/Vo)、Ric(Syn/Vo)、Chew(Gt/Syn)、Syu(Ba/Syn)、Bob(Dr/Vo)の5人が登場。COUNTDOWN JAPAN初登場となるHAPPYだ。メンバーが思い思いに「ハッピーニューイヤー!」「あけおめ!」と、新年のあいさつを口にすると、スペイシーなシンセが駆け巡る“Cation”から彼らのサイケ・ポップ・ワールドが幕を開けた。続いて陽気に弾むSyuのベースの旋律が心躍らせる“Lucy”から、ノイジーなRicのシンセで浮遊感を煽る“Wake Up”へ。次々に表情を変える音のシークエンスにAlecとRicのツインボーカルが軽やかに重なる。

ビビッドな赤や緑のライティングが照らした“Break Down”では、一気にフロアを踊らせにかかる。「どうもHAPPYです。楽しんで帰ってね。みなさんにとって良い年になりますように!」(Alec)とMCは必要最小限に、とにかく純粋に音楽を楽しんで、というのが彼らのスタンス。そして「みんなで踊ろうぜ~!」というAlecのカウントから始まった“Cycle of Life”では、彼らのロック純度がさらに高まった。重厚なバンド編成ながら、ラフな演奏とアンサンブルの妙によって、幸福感に満ちた空気を築き上げるのがHAPPYの真骨頂。BobのドラムとSyuのキーボードでヘヴィな低音ビートを生んだ“Lift This Weight”のあと、最後はもう一度、「みんなにとって最高の年になりますように!」とAlec。レイドバックした緩やかなリズムにのせた“To the Next”でCOSMO STAGEを温かな空気で包み込むと、「また会いましょう!」という言葉を残し、メンバーはステージを後にした。時刻は深夜26:45。COSMO STAGE、残るアクトは2組だ。(秦理絵)




この4日間の模様を凝縮した別冊付録を、「ROCKIN'ON JAPAN3月号(1/30発売)」に封入! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。

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