COSMO STAGEのトップバッターはCOUNTDOWN JAPANには6年連続の出場となるGalileo Galileiだ。サウンドチェックからメンバーが登場して“夏空”や“明日へ”の一部をプレイ。本編にない選曲がニクい。ブルーの照明と共に尾崎和樹(Drum, Guitar, Percussion, Rhythm Machine, Synthesizer & Programming)がズンズンとドラムを打ち鳴らし、そこに佐孝仁司(Bass, Guitar, Synthesizer & Programming)と尾崎雄貴(Vocal, Guitar, Synthesizer & Programming)の演奏が加わって、1曲目は“リジー”。低温だが熱い。じんわりとした熱量で会場を温めていく。今日のサポートメンバーはコーラスのChimaのみ。続く、“さよならフロンティア”では4人編成のシンプルなバンドサウンドを聴かせてポジティブな空気を作り上げる。《虹色の街に僕らは滑り落ちていった》という歌詞に合わせた7色の光がキレイだった。

「今回、フェス初の……“最初のバンド”って何っていうんだっけ? 頭か。頭バンド。だからちょっと不安だったけど、こんなにたくさん人がいて。いまもちょっと緊張気味だけどすげぇ嬉しいです」という雄貴のMCのあと、“サークルゲーム”では、暖色の照明のもと温かみのある演奏と力強い歌が響く。ローファイな音色のキーボードを同期させた“Imaginary Friends”では海外インディーロックの影響を受けたガリレオの瑞々しいサウンドが広がる。そこに日本語の1つ1つをゆっくり丁寧にのせるボーカル。Galileo Galileiというバンドは日本のロックシーンにおいて特異な存在であると改めて感じる演奏だった。ラストは“青い栞”。力強いメロディと多幸感溢れるサウンドがすっと心に擦り寄ってくる、心地好い演奏で幕を閉じた。

実はGalileo Galileiは10月にミニアルバム『See More Glass』をリリースしたばかり。この日のセットリストはアルバムからの曲が中心?と思っていたが、意外にも1曲もなかった。それもまた自分たちのポップミュージックの在り処をマイペースに探し続けるガリレオらしい姿なのかもしれない。(秦理絵)





この4日間の模様を凝縮した別冊付録を、「ROCKIN'ON JAPAN3月号(1/30発売)」に封入! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
RO69
ロッキング・オン公式 音楽ニュースアプリ
COUNTDOWN JAPAN 14/15 公式アプリ中!
COUNTDOWN JAPAN HISTORY

もっと見る
レポート一覧