村松 拓(Vocal, Guitar)、生形 真一(Guitar)、日向 秀和(Bass)、大喜多 崇規(Drums)が登場。凄腕揃いのプレイヤーたちがステージに立っている姿は、何度観てもワクワクしてしまう。「行けるか幕張!」という呼びかけを合図に1曲目“Spirit Inspiration”がスタートするや否や、高鳴るサウンドを浴びながら踊りまくる観客のテンションがもの凄かった。続いて、“Brotherhood”。グルーヴィー極まりないサウンドが、聴いている我々の腰の辺りを艶めかしくくすぐる。そして、“Out of Control”と“Idols”も立て続けに披露……こんなドラマチックな展開の真っ只中にいて、踊らないままでいられる人類は存在しないだろう。当然ながら、フロア全体が人々のダンスで思いっきり揺れる。最強のバンドを目の当たりにする快感を、彼らはオープニング直後から惜しげもなく突きつけてくれた。

「今年1年、なんとか自分たちで舵をとってやってきました。来年も頑張ります。新年、シングルを出すんですよ」、村松が言って始まった新曲“Gravity”。サイバーな音像に彩られたサウンドが、酩酊感を誘う。その心地よさを、開放感たっぷりにエスカレートさせたのが“きらめきの花”。「このまま2015年に繋がるように、行けるところまで上がっていこうぜ! 行けるか幕張?」という呼びかけに100%応え、観客がとことん興奮を露わにして盛り上がる様が痛快であった。

ラストに放たれたのは“Isolation”。飛び跳ねる人々の勢いでグラグラ沸き立ったフロア。年末の寒気を余裕でブチのめすくらいの爆音と歓声が炸裂。エンディングへと雪崩れ込んでいった。全曲の演奏を終え、ステージを後にした4人に向けて送られた大きな拍手。ステージ上の彼らは勿論、観客も汗まみれの顔を清々しく輝かせていた。(田中大)





この4日間の模様を凝縮した別冊付録を、「ROCKIN'ON JAPAN3月号(1/30発売)」に封入! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。

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