3日目、ASTRO ARENAもいよいよ後半戦。そのトップバッターは、神戸在住のトラックメイカー/DJ、tofubeats。「どうも、こんばんは~。Say、Ho! カウントダウン、さ、わ、げ~!……そういうことで、tofubeatsです」。そんな挨拶でスタートしたステージは、歌え、踊れ、騒げのポップでアッパーなパーティとなった。
“水星 feat.オノマトペ大臣”のリミックスでは、ハンドマイクで歌いながら、「なんかよくわかんない人も、揺れておけばいいからね」と言い、自ら大きく手を左右に振りながら、シング&ダンス。ここからノンストップで、タテにヨコにとオーディエンスを踊らせていく。 キッチュなパラパラ・チューンを取り入れたダンス・ポップ“CAND\\\LAND”では、「パラパラやりまーす」とブースで踊る。フロアもまた、彼を真似てパラパラを踊るシュールな展開に。森高千里をフィーチャーした“Don't Stop The Music”では、「森高さんが出ると期待してる人、いっぱいいると思いますが――今日は僕を森高さんと思ってください」。そして藤井隆をフィーチャーした“ディスコの神様”でも同様に、「今日は僕を、藤井隆さんだと思ってください」と、満員のASTRO ARENAを笑顔で包みながら、キラキラとカラフルなサウンドとファットなビートをずんずんと響かせていった。
そしてついに後半2曲は、スペシャルなゲストが登場! 10月2日、トーフの日にリリースした1stアルバム『First Album』にもゲスト参加した、神聖かまってちゃん、の子(Vo, G)とmono(Key)を紹介。ぎゅうぎゅうとなったフロアから、大歓声が沸く。そして披露したのは、神聖かまってちゃんの“ロックンロールは鳴り止まないっ”。の子がギター&ヴォーカル、monoはハンドマイクで絶叫をかましながら踊り、そしてtofubeatsがバキバキなサウンドで盛り上げるというスペシャル・ヴァージョンだ。「tofu君のお陰でロッキング・オンのフェス、出ちゃったよ」とmono。「盛り上がってるか! 一緒に歌えよ、それがフェスってもんだよ」との子。続けて、の子をフィーチャーした“おしえて検索”をの子&monoのヴォーカルで熱く盛り上げる。「このステージが盛り上がったのは、tofu君のおかげであり、お前らのおかげだよ」(の子)。自由すぎるふたりを、温かく見守るようにブースでフロアを指揮していくtofubeats。しっかりとプロデューサー的な一面も見せ、ハッピーな空間を生み出しながらステージを終えた。(吉羽 さおり)
この4日間の模様を凝縮した別冊付録を、「ROCKIN'ON JAPAN3月号(1/30発売)」に封入! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。