COUNTDOWN JAPAN 14/15、初日のMOON STAGEでトリを飾るのは、初出場となる天狗バンド・This is Not a Business。メンバーそれぞれに過去のキャリアがあるとはいえ、2013年結成のバンドとしてはかなりの駆け足ではないだろうか。まずはSEの吉田兄弟“RISING”に乗って、加藤小判(vo)、否戸田雲仙(g)、木須利茶(g)、陣下須(b)、序鬼間(prog)、茶道済(dr)の6人の天狗が思い思いに見栄を切りながら登場。「CDJ--!!」の声出し一発、披露したのはなんと、BUMP OF CHICKEN “天体観測”のカヴァー! 低音が地面を揺らし電子音が彩る、天狗流アレンジが施されている。これにはオーディエンスも大喜びだが、ツーステップを踏んだりと、フロアが狂騒の様子なのがおもしろい。更に「C! D! J!」のコール3連発の後にライヴ・アンセム“OK GO”をたたみかけ、フロアをあっという間に熱狂のダンス空間へと変えてしまった。

ここで、事前に「重大発表がある」と予告していたとおり、2015年3月の日本クラウンからのメジャーデビューと、今日のライヴをもって序鬼が脱退することを同時に発表(海外赴任が決まったという理由らしい)! 喜びと驚きが入り混じり少し戸惑うオーディエンスに加藤は、「2015年に繋げていきたいのでよろしGood!」とまっすぐに伝え、ダンスナンバー“SUBSTiTUTE”でフロア一面を踊らせる。言葉でなく態度で、曲で、ファンの悲しみを払拭し、未来への期待に塗り替えてしまった。

それにしても、ピアノのイントロが印象的なELLEGARDEN “ジターバグ”のカヴァーでは「最高の景色作ろうぜ!」と観客をしゃがませ、ラストサビ前での大ジャンプを巻き起こすなど、最初から最後までステップを踏み、コールを煽り……とオーディエンスを牽引していく加藤の姿が頼もしい。その姿に触発され、場内のテンションもどんどん上がっていき、そしてメンバーの演奏も、加藤のヴォーカルも一層熱を帯びていく。本編最後に再び演奏されたのは“OK GO”。ここでは木須が背弾きを披露し、1回目に輪をかけた盛り上がりを見せる。筆者自身も彼らのワンマンで、この曲を1回のステージで何度も演奏したのを見たことがあるが、いつ、どんな場所でやっても同じように、いや、それ以上にどんどん盛り上がっていく様は何度観ても圧巻だ。同じ曲でも、盛り上がるなら、オーディエンスが欲しているなら何度でも演奏すればいい、という、単純だが誰もができることではないパフォーマンスを成立させてしまうことが彼らのすごいところだと思う。

アンコールではWOWOWの生放送にかけて「CDJ! 生放送!」のコールを巻き起こしながら、2曲を投下。ラストの“WITH A MISSION”ではフロア一面のジャンプを煽り、最後は序鬼を他のメンバーが胴上げして、大団円。「2014年、本当にお騒がせしましたー! 2015年、もっと騒がせていくのでよろしGood!!」の言葉どおり、次のフェーズへの期待に満ちた、本当にあっという間のアクトだった。(塚原彩弓)




この4日間の模様を凝縮した別冊付録を、「ROCKIN'ON JAPAN3月号(1/30発売)」に封入! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。

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