SE“GO GO B-DASH!”が鳴り響き、ステージに現れたGONGON(Vo/G)、TANAMAN(B/Cho)、ARASE(Dr/Cho)。ものすごい手拍子が早くも起こり、1曲目“KIDS”がスタート。スピーディーに刻まれるビートを浴びて観客は大喜び。エネルギッシュなタテノリのダンスがフロアを揺さぶる。そして突入した“スラマッパギ”は、さらなるスピードを帯びて駆け抜けた。こうなったら、この場にいるあらゆる人々の盛り上がりは、お天道様にだって止められないだろう。3曲目“Water Pow”に至る頃には、会場内の気温は痛快なくらいに上昇していた。

チューニングを少し下げて、下腹部にズシリと沁みる重低音を不敵に轟かせた“ヒポ”と“XLQ”を披露し、迎えたインターバル。「僕たちは1月30日に下北沢SHELTERでワンマンライヴをやるので」とGONGONが言ったのを受けてARASEが話をさらに広げようとしたのだが、「僕たちは人見知りが激しいので、今日のライヴはええかっこしい。下北のライヴは本気だから……えーと」、何だかゴニョゴニョしてしまって上手くまとまらない。そこで、「ウェーブでもやってみますか。ファイヤーって言って飛んでみて」とGONGONが提案。「ファイヤー!」と叫びながら飛ぶ人々による明るいウェーブが引き起こされた。

「みんなの元気な姿を見ていると、根拠のない言葉だけど、今日より明日の方が楽しくなる気がしませんか?……って、対バンした人が言っていたんだけど」、GONGONの言葉が和やかなムードを醸し出したところで演奏再開。“やまびこ”を皮切りに、“情熱たましい”“愛するPOW”“忍者行進曲”“平和島”……メチャクチャ盛り上がる曲が連発され、観客はすっかり汗だく。しかし皆とびっきりの笑顔であった。

“M-11”“フーファイ”“Race Problem”を演奏した終盤戦。熱い爆音の塊を我々に突きつけた“炎”の後、「おやすみー!」などと言いつつ3人はステージを後にしたが、すっかり心に火が点いた観客は収まらない。アンコールを求める手拍子が鳴り響き、彼らは戻って来た。「みんなが眠くなっちゃうと思って、巻き気味に出てきたから。おはよう!」、TANAMANが元気よく叫ぶ。そして、3人が「今年もよろしく!」と言い、届けてくれた“ちょ”。鳴り響くサウンドに合わせて、大声を上げながら飛び跳ねた観客のエネルギーがすごい。COUNTDOWN JAPAN 14/15の華麗な締め括りとなった。今年も良い1年になりそう。ありがとうB-DASH!(田中大)




この4日間の模様を凝縮した別冊付録を、「ROCKIN'ON JAPAN3月号(1/30発売)」に封入! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
RO69
ロッキング・オン公式 音楽ニュースアプリ
COUNTDOWN JAPAN 14/15 公式アプリ中!
COUNTDOWN JAPAN HISTORY

もっと見る
レポート一覧