3日目を迎えたCOUNTDOWN JAPAN 14/15、ASTRO ARENA最初のライヴアクトはBLUE ENCOUNTだ！ 続々と階段を下りてくるオーディエンスたちによって、みっちみちのアリーナ。そこに挨拶代わりの1曲目“JUST AWAKE”がブチ込まれると、フロアからたくさんの腕が上がる、上がる、上がる！ 続く“HALO”を経て思わず「スゲー！」と声を上げるのは田邊駿一（Vo. Gt.）だ。江口雄也（Gt.）／辻村勇太（Ba.）／高村佳秀（Dr.）の驚きと喜びが入り混じったような表情もスクリーンに大きく映される。「俺らガールズバンドじゃないですけど大丈夫ですか？ （江口を指さしながら）速弾きできないですけど大丈夫ですか？ 骨折もしてないし」と冗談を含みつつ、同時刻にライヴを行っているSCANDALと9mm Parabellum Bulletに触れる。そしてオーディエンスたちに手を上げるように促して、上階・スタンド席のオーディエンスまで高らかに手を上げたところで始まったのは“HANDS”。それは紛れもなくその手ひとつひとつ、集まったオーディエンスひとりひとりに対して鳴らされた熱き歌だった。「ホントあなたたちでよかったです。一緒にステージに上がれたのが。……（沈黙に笑いが起こる）……いや、スゲー噛み締めてるんですよ。ああ、もっと長尺でやりてぇえええ！」と田邊。「こんなこと言ったら笑われるかもしれないですけど、この景色を見たらもう怖いもんなんてありません。ここにいる全員と一緒にもっとデッカいステージに帰ってきたいなと思うんですけど、いけますかね！？」という宣言に拍手喝采が巻き起こる。「ずっとお客さんに助けられてるバンドで、もっとデカいステージに立っても助けられ続けると思うんですよ。でもその代わりに一生死ぬ気で、歌であなたのことを助けます」。
最後に披露されたのは、年明けにリリースするシングルの表題曲“もっと光を”。バンドと、そこに集まったファンたちの未来をどこまでも照らしてくれるような輝かしさを放っていた。先ほどの言葉をそのまま体現するかのような名演でライヴは終了。2015年のブルエンも楽しみだ。（蜂須賀ちなみ）
この4日間の模様を凝縮した別冊付録を、「ROCKIN'ON JAPAN3月号（1/30発売）」に封入！ 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。
