開演前からオーディエンスの熱気が立ち籠めたASTRO ARENAに、BOOM BOOM SATELLITES(+edition)が登場だ。刺激的で美しいヴィジュアル効果とサウンドがシンクロし、お馴染みのサポート・メンバー=福田洋子による切迫したビートがひた走る。“ONLY BLOOD”から 新曲“BACK IN BLACK”にかけての現在地を伝えるオープニングで、川島道行(G/Vo)はときにギラギラと妖しく煌めき、ときにのたうつようなギター・サウンドを放ちながら、そのハイトーン・ヴォイスを繰り出すのだった。

ヴォーカル・マイクにエフェクトを噛ましたまま「BOOM BOOM SATELLITESです。最後までよろしくお願いします!」と川島が挨拶すると、中野雅之(Ba)がじわじわと上昇するシンセ・フレーズを操って” FOGBOUND”へ移行する。エレクトロニックかつエクスペリメンタル、なのに他の誰にも引けを取らない生々しいロック・アンサンブルへと到達してしまうBOOM BOOM SATELLITESのオリジナリティは、この辺りのアップデートされた楽曲においても盤石だ。強烈なサウンドスケープの激流の中、中野は両腕を高く翳してオーディエンスの喝采を浴びている。

一転して、感傷的な情感を溢れ出させながら“A HUNDRED SUNS”が披露される。ダンス・ミュージックの要素を備えながらも、この歌のエモーショナルに展開するドラマ性は間違いなくロック・ミュージックのものだ。一方“DRESS LIKE AN ANGEL”では、大振りで豪快なリフ、破裂音のようなビートに合わせて、ポールダンサーが艶めかしいダンスを繰り広げる。瞬く間にフィナーレを迎えてしまうパフォーマンスだったけれども、テクノロジーと肉体、音と光と映像が完璧に合致して描き出されるBOOM BOOM SATELLITES唯一無二のステージは今回も流石であった。2月4日にリリース予定のニュー・アルバム『SHINE LIKE A BILLION SUNS』も、今から楽しみだ。(小池宏和)




この4日間の模様を凝縮した別冊付録を、「ROCKIN'ON JAPAN3月号(1/30発売)」に封入! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。

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