GALAXY STAGE5番手のWHITE ASHはサウンドチェックからガッツリ演奏。沸き上がる拍手にのび太(Vocal&Guitar)が照れ笑いし、「本番楽しみましょう!」と一旦捌けてからの再登場だ。のび太によるおなじみのギターリフを耳にするなり歓声を上げるオーディエンス。そこに剛(Drums)の力強いリズムが重なって、1曲目は“Stranger”だ。ブレイクを巧みに挟みながら進行していくアンサンブル。前へ前へと進み続ける疾走感とゆったりとした色気が交錯するサウンドは、今年からひとまわり大きくなったGALAXY STAGEの広大なキャパシティを余すことなく満たす。一瞬で、元々スケールの大きなサウンドを鳴らすバンドなのだということを改めて思い知らされてしまった。のび太がハンドマイク片手に情感たっぷりのヴォーカルを奮わせた“Xmas Party Rock Anthem”のあとに「みなさん楽しんでいますか、COUNTDOWN JAPAN!」とフロアに呼びかけると、返ってくるのは大音量の歓声。思わず小声で「すごい……」と漏らすのび太である。「2014年は楽しい1年でしたか? 僕らも2014年はいい年だったんじゃないかなと思いますけど、去年より今年、今年より来年という感じでやっていけたらなと思います」と来年3月にリリースのアルバム『THE DARK BLACK GROOVE』とワンマンライヴについて告知。「こんなお祭り的なところで新しいアルバムの話をするということはどういうことかといえばー? ここにいるみなさんだけに初めて……新曲やっちゃいます!」と披露された新曲は、シンプルな構成ながら山さん(Guitar)のリフとのび太のヴォーカルのみの冒頭部分を経て音が一気にぶ厚くなる瞬間が実に壮観な楽曲だった。「(新曲)よかったですか?」とのび太が尋ねればもちろん上がるのは「イェーイ!」という喜びの声。そしてアッパーチューンを中心とした選曲で駆け抜けた後半、ラストを締めくくったのは“Hopes Bright”だ。「もうすぐ2015年がやってきますけど、みなさんの2015年に明るい希望があることを願ってこの曲をお届けします」という言葉とともに、ミドルテンポに乗って鳴らされたのは、暗闇の先の光こそ美しいものだと語りかけるようなWHITE ASHらしい希望だった。(蜂須賀ちなみ)





この4日間の模様を凝縮した別冊付録を、「ROCKIN'ON JAPAN3月号(1/30発売)」に封入! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。

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