昨年に続いて、幕張の会場をド派手なパディービートで席巻した6人、THE CHERRY COKE$。ステージにまず、ドラマーMOCCHIが登場するとSE替わりとなるアグレッシヴなドラム・ソロで祭りの狼煙をあげる。手拍子と絶叫にも似た歓声とが会場に響きわたるなか、メンバーが手を叩き、或いはボーラン(フレーム・ドラム)を打ち鳴らしながら賑やかに登場。「お前らの鳴らす音楽の一発、後ろのほうでTHE CHERRY COKE$を初めて観るお前らのハートビートが、カウントダウンのTHE CHERRY COKE$の音楽になるんだ」。KATSUO(Vocal)の熱い言葉とともに、THE CHERRY COKE$のライヴがスタートした。手拍子をし、また激しくダンスする人々のステップを加速させるように、“(Irish)Polka”のビートを加速させると、ライヴの必殺チューン“KISS IN THE GREEN ~Drunken lovers nite~”でフロアの温度はさらに灼熱に。TOMO(Accordion, Keyboards, Vocal, Chorus)~KATSUO~MASAYA(Guitars, Chorus)とヴォーカルを繋ぎながらドラマティックに盛り上げていく歌と、扇情的なビート、ティンホイッスルが呼びこむ切ない郷愁感とに早くも胸が熱くなる。ステージ前方は激しく盛り上がっていて、それぞれがコブシを掲げ、声を張り上げ歌っているのがわかって、またグッとくる。そんな光景を見てか、KATSUOは「最高だぜ、ありがとう!」と満面の笑みで応えた。

新たなメンバーLF(BASS)がベースを低く構え、オーディエンスをなめるようにプレイし、メタリックなギターとともにソリッドに空気を裂いていくファスト・チューン“RASCAL TRAIL”。そして、歌謡性の高いメロディとゴージャスなアンサンブルで狂騒感たっぷりのパーティへと誘う“SLY HIGH”。アイリッシュなビートだけでなく、さまざまな音楽を飲みこんだ分厚いサウンドで、自由に踊らせるのもまたTHE CHERRY COKE$だ。

2014年は、メンバー交代があり、作品リリースもなくいちからやってきた年だった、と語るKATSUO。そして、「来年は、セルフ・タイトルのアルバムを出します。ツアーにも行くので、また気が向いたら酒飲みがてらライヴ・ハウスに集まってくれたらと思います」と付け加えた。新作のなかから演奏された“RISE AGAIN”は、新体制になってここからまた突き進んでいくという気概が詰まっている。ティンホイッスルやバンジョーといった彼らならではの音色とキレのあるビートをフックに、熱いシンガロング・パートも肝になったキラー・チューンだ。そして、これも定番の“My story ~まだ見ぬ明日へ~”と繋がれていく流れもまた美しい。6人の紡ぐスピーディなビートとサウンドに、オーディエンスは体を預け、エモーショナルなメロディに思い思いの声を重ねて、ひとつの「音楽」として大きく鳴り響いたステージだった。(吉羽 さおり)




この4日間の模様を凝縮した別冊付録を、「ROCKIN'ON JAPAN3月号(1/30発売)」に封入! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。

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