2日目COSMO STAGEのトリを飾るのは、6年連続COUNTDOWN JAPAN出演:OKAMOTO'S! サウンドチェックの段階から“Let It Go”英語版をレゲエ→スカ→メロコア・ヴァージョンで披露、音楽的な引出しの多さも軽やかに見せつけていた4人。「COUNTDOWN JAPAN! いくぞ!」というオカモトショウ(Vox)のシャウトから流れ込んだのは“青い天国”! オカモトコウキ(Gtr)のカッティングが熱気を刻み、ハマ・オカモト(B)&オカモトレイジ(Drs)が繰り出すぶっといリズムがフロアを揺らし、COSMO STAGEはいきなりダンスとハンドウェーブがあたり一面に弾け回る熱狂天国に! そのまま今年1月にリリースしたアルバム『Let It V』から“Let's Go! Hurry Up!”をエモーショナルにぶっ放し、会場の温度を天井知らずに上げていく。
「ついにきたぜ、COUNTDOWN JAPAN! すごいよ。俺たち10代の頃から、毎年このCDJに呼んでもらってます! でも、こうやってトリをやるのは初めてです!」とショウ。「2014年を踊ってぶっ飛ばす準備はいいかい?」と呼びかけて流れ込んだのは、ヘヴィなファンクとハード・ロックがダンサブルなうねりを生み出す“Beek”。そして、「俺たち、2014年は5周年という大事な年でした! いろんな人からたくさんの愛をもらいました。今度は俺たちがみんなにその愛をあげる番でしょ? とっておきの愛の歌を持ってきました!」という言葉に続いてのナンバーはもちろん“ラブソング”。タイトなロックンロールのビートが高純度の開放感を描き出し、COSMO STAGEを濃密な高揚感で包んでみせる。コウキのギター・フレーズが赤々と燃え盛る初期ナンバー“マダラ”での、狂気の奥底へと突き進むような圧巻の展開。オーディエンス丸ごとハイジャンプへと導いた“JOY JOY JOY”のアップリフティングなビート感……ロック・バンドとしての成長の足跡をその歌と音で証明するような、どこまでも力強いアクトだ。
最後は『Let It V』からもう1曲“SEXY BODY”の極太グルーヴを叩き出し、COSMO STAGEをひときわでっかく踊り回らせて終了……のはずが、熱烈なクラップに応えて再び4人が登場!「みんなの2015年がいい年になるように、俺たちから取っておきのナンバーを贈らせてくれ!」というショウのコールとともに響き渡ったアンコールの楽曲は“HAPPY BIRTHDAY”。タフに鍛え上がったロックンロールだからこそ描けるパワフルな祝祭感が、名場面だらけだった2日目 COSMO STAGEの終わりを目映く彩っていた。最高のロックンロールをありがとう、OKAMOTO'S!(高橋智樹)
この4日間の模様を凝縮した別冊付録を、「ROCKIN'ON JAPAN3月号(1/30発売)」に封入! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。