サポートのバンドメンバー達と一緒にステージに登場したTa_2(Vocal)とYORKE.(Painter)。観客の歓声、手拍子の勢いが半端ではない。はちきれんばかりの期待感に応えて、まず放たれたのは“カタルリズム”。アグレッシヴな爆音が迸る中、マイクを握り締めたTa_2は、全力で歌声を響かせる。そして、YORKE.は躍動するサウンドに合わせて体を激しく揺らして人々を煽ったり、歌声や咆哮を放ったりしつつ、時折、設置されている大きなパネルに向かってペインティングに没頭する。見る見るうちに描き上げられるカラフルなグラフィック。鼓膜は勿論、網膜に向けても刺激を届けるOLDCODEXの凄みを、いきなりガツンと喰らったオープニングであった。

人々の激しいジャンプを巻き起こした“Stargazer”を経て、最初のインターバル。「初めましてCOUNTDOWN JAPAN! OLDCODEXです。大きな舞台に呼んで頂きありがとう。すげえな、こんなに集まってくれて! 嬉しいです。このフェス、個人的に7年前に来たことがあります。我々のこと『なんなんだ、こいつら?』って思っているかと。バンドです。絵描きがおります。メンバーのYORKE.といい、絵描きです。でも、こいつの描いている絵は音を出していると思っていて。だからメンバーにしました」とTa_2が語った後、「喋るし、歌うし、絵を描きます。年末だけど、まだ続くこのイベント、まず、ぶっ壊れて帰りましょう!」とYORKE.も挨拶。そして、“Backed out”、“♯4”、“Rage on”が立て続けに披露されていった。ラストを飾った“Landscape”がエンディングへと雪崩れ込んだ時、MOON STAGEを彩っていたのは、濃厚極まりない感無量の興奮。「最後まで聞いてくれてありがとう!」、Ta_2は深々とお辞儀をしてYORKE.と共にステージから去っていった。2人の表情はとても満足そう。最高のサウンドとオリジナリティ溢れる表現スタイルを目一杯に体感したライヴであった。(田中大)



この4日間の模様を凝縮した別冊付録を、「ROCKIN'ON JAPAN3月号(1/30発売)」に封入! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。

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