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ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2014 公式サイト
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ROCK IN JAPAN FESTIVAL、15周年にして史上初の「4日目」を迎えたひたちなか。ロッキング・オン/ロッキング・オン・ジャパン/RO69編集長・山崎洋一郎が「(天候で)灰色がかった光景をカラフルに変えてくれると思います!」と紹介するトップ・バッターは、LAKE STAGE初登場のパスピエである。先に露崎義邦(Bass)、やおたくや(Drums)、三澤勝洸(Guitar)、成田ハネダ(Keyboard)の4人が位置につき、“S.S”のダイナミックなロックの手応えと周到に練り上げられたアレンジメントが共存するアンサンブルを放つ。そこに「パスピエでーす!!」と突き抜けたガーリー・ヴォイスを全解放しながら大胡田なつき(Vocal)が登場。軽やかにステップを踏み、ときにユーモラスなポージングも決めながら、ライヴ感たっぷりのバンドの呼吸の中で歌声を放つ。続いて、成田のめくるめくキーボード・フレーズが鳴り響く中、キャッチーなフック満載の歌メロがぽっかりと浮かぶ“YES/NO”、そして華々しく疾走感に満ちた“フィーバー”が朝一番のパーティ性を加速させてくれる。
「やー、今日、開催できて良かったですねえ! 今朝、雨とか雷とか凄かったですけど。まだ足元とか滑ると思うので、気をつけてくださいね。私たちがLAKE STAGEの最初のバンドということで、皆さんと一緒ですね! これがいい始まりになるといいなと思います!」と大胡田が挨拶すると、心と身体を一緒くたに踊らせる“MATATABISTEP”、さらには「この曲は、作ったときからずっと夏フェスでやりたいと思っていた曲でーす!」と紹介される“七色の少年”が、集まった人々を根こそぎ駆り立てるような眩しい旋律で放たれる。ハイヒールの大胡田がチャーミングな片足ジャンプで魅了しながら、オリエンタルな旋律のレイヤーの中で歌い踊る“チャイナタウン”も披露し、全方位型ポップ・マエストロ=成田もLAKE STAGEへの出演に喜びの声を上げては「いっぱい踊っていっぱい歌って、最後まで楽しんでください!」と語っていた。曇天にポップ・ミュージックの虹を描くようなステージは、“ワールドエンド”を経て、『パスピエ TOUR 2014 "幕の外ISM"』も告知しつつ“最終電車”でフィナーレへ。記念すべき1日の始まりに、音楽の魔法をかけてくれたステージであった。(小池宏和)





この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2014」は9月13日発売予定です! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。
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