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今年、昨年までのDJ BOOTHから、新しいステージに生まれ変わったBUZZ STAGEに、絶頂連発の100分を繰り広げたのは、八王子Pとkz(livetune)の2人だ。「ROCK IN JAPAN 2014にお越しいただき、ありがとうございます。DJの八王子Pと申します。最後まで楽しんで行ってください」とボカロのMCからスタートした八王子PのDJは、ボカロから洋邦のキラーチューンを畳みかける怒涛のステージ。気がつけば、BUZZ STAGEから溢れるほどのオーディエンスが集結し、バキバキの重低音ビートに乗って笑顔で踊り明かしている。

巨大なハンドクラップに包まれた“GAME OVER feat. 初音ミク”や“Weekender Girl”でフロアに熱を広げると、8月26日リリースのニュー・アルバム『Twinkle World』収録の新曲もお披露目し、BUZZ STAGEの熱狂を力強く牽引していく。圧巻は、「夏休みだぞ、お前ら! 飛べ!!」というシャウトから畳み掛けた、Whiteberry“夏祭り”~ポルノグラフィティ“ミュージック・アワー”~ゆず“夏色”のキラーサマーチューン三連発。オーディエンスから大歓声を巻き起こすと、ラストは「踊れ、ロッキン!!」と“エレクトリック・ラブ feat. 初音ミク”で壮絶な盛り上がりでフィニッシュ。

八王子Pのバトンを受け継いだkzは、「せっかくロッキンなんで」と9月3日にリリースするアルバム『と』に収録された、クラムボンの原田郁子をヴォーカルに迎えた“ファンタジア”でスタートするというサプライズ。「まだロッキンジャパン、始まったばかりだぞ!」とオーディエンスを煽りつつ、OWL CITY & Carly Rae Jepsenの“Good Time”でフロアに大合唱を呼ぶと、「今日は何にしここに来たのかな? 騒ぎに来たんでしょ? ロッキン!!」と“Packaged”を投下する。これには、BUZZ STAGEのオーディエンスはテントを揺らすほどのジャンプで応えた。

「熱くない? 大丈夫?」とステージで気遣いながらも、さらにバキバッキのダンスチューンで攻めまくるkzは、ラストの“Tell Your World”でブースから飛び出し、スクリーンに映る初音ミクをバックにステージで飛び跳ね回る。2人の目まぐるしく享楽的なDJパフォーマンスに、BUZZ STAGEが早くもクライマックスの盛り上がりを見せた100分間だった。(大山貴弘)




この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2014」は9月13日発売予定です! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。
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