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メンバー4人がゆっくり登場し、それぞれの持ち場に着くと、お互いの音を確かめ合うようにセッションを始めた。慌てず、急がず、バンドもLAKE STAGEの雰囲気を存分に味わっているようだ。“Dance Festival”でライヴの幕を開けると、軽快なリズムと雄大なメロディで大らかにLAKE STAGEを包み込む。観客は頭と体を小刻みに揺らし、極上のアンサンブルに心を委ねていく。
太陽が強く照らす中、次はそんな光景にピッタリの“Wait for The Sun”をプレイ。静かな立ち上がりから、螺旋階段を上がるように高揚感が増す展開がいい。自然とハンドクラップが湧き起こり、後半にかけてフィジカルに訴える密度の濃い演奏になっていく。続いて長尺チューン“PB”を披露。何度も反復フレーズが押し寄せてくるサウンドで聴き手を至福の桃源郷に誘う。芝生に座り、楽しそうに首を振り続ける観客の表情が目に止まった。
「涼しいと思って油断してたけど、やっぱり暑いね。夏の思い出作った? 今作った? ありがと!」とRyota "TOYIN" Miyahara (Ds&Perc)が言うと、「夏は好きじゃなくて、臭い奴は嫌われると思ってたけど、汗臭い男は好まれるんじゃないかと思って、夏が好きになりました」とYuma "REMI" Serizawa (Key) が続け、場を和ませる。
そして、今年SPECIAL OTHERS ACOUSTICという名の別プロジェクトを始動し、10月8日にメジャー・デビュー作をリリースすることを告知した。「『俺はエレクトリック』『私はアコースティックかな』って、話題にしてください」とSerizawaは愛嬌たっぷりに付け加える。最後はウッド・ベースが印象的な“AIMS”をLAKE STAGEに放ち、アッパーな音色を際限なく響き渡らせた。(荒金良介)





この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2014」は9月13日発売予定です! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。
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