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ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2014 公式サイト
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今年、ROCK IN JAPAN FESTIVALは15周年という記念すべき年となり、この日のLAKE STAGEのトップバッターを担うのは、奇しくも今年15周年を迎えるROTTENGRAFFTYだ。ここ数年、彼らは音源もそうだが、ライヴ・アクトとして著しい成長を遂げている。人気、動員うなぎ上りで今もっともいちばん脂が乗っているバンドと言えるだろう。そのロットンを一目観ようと、午前10時半からすでにLAKE STAGEは多くの観客で溢れ返っていた。「準備できてんのか? ロットンだー!」とN∀OKI(vo)が叫ぶと、“STAY REAL”でスタートを切った。初っ端から観客も大騒ぎでノッている。その光景を見て、「LAKE STAGE一発目にこんなに集まってくれて、ありがとうございます! 準備体操なんていらないですよね?」とNOBUYA(vo)が言うと、“THIS WORLD”を放つ。イントロから自然発生的にハンドクラップが起き、盛り上がりは過熱するばかり。「一つだけ言わせてくれ、おはようございますー!」とN∀OKIが挨拶すると、「ROCK IN JAPAN、LAKE STAGE、ROTTENGRAFFTY」と観客とコール&レスポンスを交わし、「祭りでしょ?」とさらに煽ると、“響く都”に繋げる流れも最高ではないか。途中、「男も女もお爺ちゃんもお婆ちゃんも関係ねぇ! 世界中にこのエネルギー届けようぜ!」とN∀OKIは熱く語りかけ、頭上で両手を合わせて踊る観客の姿が瞬く間に広がり、壮観だった。続いて6月に出たばかりのシングル表題曲“世界の終わり”を披露し、ヘヴィ&メロディアスなロットンらしさを凝縮した強力ナンバーに観客も激しく盛り上がる。“D.A.N.C.E.”“I & I”を挟み、「クソガキ、そろそろかかってこいやー!」とNOBUYAが檄を飛ばした後に“銀色スターリー”、ラストはN∀OKI、NOBUYAがアカペラ風に歌い始め、あの耳に残る強力リフが刻まれると、名曲“金色グラフティー”をプレイする。この日最大のオイオイ・コールが観客から湧き起こり、ステージは大団円を迎えた。ロットンのライヴは何度観てもなぜか自然と涙が出てくるほど熱いものが込み上げてくるのだが、この日も最強のパフォーマンスを叩き付けてくれた。(荒金良介)





この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2014」は9月13日発売予定です! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。
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