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SEの“2億4千万の瞳”が流れるとPARK STAGEではクラップと笑いが巻き起こる。トップバッターは赤い公園! 真っ白な衣装に身をまとったメンバーが手を振りながら堂々の登場――なのだが、歌川菜穂(Dr/Cho)はゴールデンボンバーの樽美酒を意識してか白面のメイク姿で登場!「ひたちなかトップバッター最高の日にしよう!よろしくどうぞ!」と佐藤千明(Vox/Key)が元気いっぱいに叫ぶと1曲目は“今更”。艶やかさと激しさをしなやかに行き来する演奏のあとには「OK!準備体操終わり!」と“のぞき穴”からはトップギア。聴き手の毛穴一つひとつを開かせるような爆音に集まったオーディエンスたちが思い思いに体を揺らす。美しくもどこか妖しいコーラスワークから始まる“塊”では快晴の青空とは裏腹の音像が空へと突き抜ける。スカートの裾をなびかせながら唄う佐藤に、髪を振り乱しながら楽器を鳴らす楽器隊3人の姿が幻想的だ。「今日は家族とか友達とかと来てると思いますが、ひとまず、赤い公園と絶対的な関係になってくれますか!?」とアジテートすると、ジャスト100秒のキラーチューン“絶対的な関係”へ! 《ROCK IN JAPANの秘密》と歌詞を変えて会場を沸かせたのちは、9月24日にリリースのアルバムから爽快感満点の新曲“サイダー”を届ける。オーディエンスももちろん大盛り上がりだが、ぴょんぴょん飛び跳ねながら演奏する藤本ひかり(Ba)や、会場を指さしてコール&レスポンスを煽る津野米咲(Gt/Pf/Cho)をはじめ、メンバー自身もとても楽しそうに演奏しているということが伝わってくる。集まった人々に感謝を述べたあとは「最後に爆発して帰ります」という宣言し、“ふやける”へ。佐藤の絶唱を先頭にどこまでも広がっていくサウンドを鳴らしきって退場。35分間で多彩な色を見せてくれた清々しいアクトだった。(蜂須賀ちなみ)





この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2014」は9月13日発売予定です! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。
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