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ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2014 公式サイト
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1日目LAKE STAGEのトリ前には、ROCK IN JAPAN初出演・Every Little Thingが登場! キーボード×2/ベース/ドラムというパワフルなサポートの布陣とともにオン・ステージした伊藤一朗(G)、まずは最新アルバム『FUN-FARE』からのインスト・ロックンロール・ナンバー“Mighty Boys”で超絶テクのギター・ソロを披露、LAKE STAGEの熱気とギアを合わせたところで、持田香織(Vo)が颯爽と登場! “Someday,Someplace”の澄み切った歌声がひたちなかの夕空に広がっていく。時にハイキックにダンスにと華麗なステージ・アクションを見せたり、時にモニタースピーカーに足をかけながら熱唱したり、というその姿が、オーディエンスの情熱をダイレクトに揺さぶっていく。続いて、爽快なラテン・アレンジとともに響き渡ったのは“出逢った頃のように”! 90年代から日本のポップ・シーンを鮮やかに彩ってきた名曲を、キュートな歌声で伸びやかに歌い放っていく持田の姿が、目映いばかりの高揚感を呼び起こしていく。

「お初にお目にかかります、Every Little Thingと申します。どうぞよろしくお願いいたします!」と持田。「気持ちよい空の下、“ソラアイ”という曲を聴いてください」という言葉から、伊藤のアコギの調べとともに絶品スロウ・ナンバー“ソラアイ”へ。持田の歌声のやわらかな側面が凝縮されたようなこの曲が、涼やかに、心地好く、LAKE STAGEの熱気の中に染み渡っていく。そして、日本中を席巻したあの曲のピアノのイントロが――“Time goes by”! 時代を越えて愛される名曲が、ROCK IN JAPANに新たな歴史を刻みながら、満場のオーディエンスを感激で包んでいく。

「どうもありがとうございました! では、伊藤一朗さんのほうからご挨拶を……」とMCを振る持田に続けて、「初めまして! ロッキン盛り上がってますか! 15周年ということで、いい時に呼んでいただいてありがとうございます! みなさんも暑いと思うんですけど、僕も1曲目が始まる前から汗だくでした!」と伊藤。ここで、「みなさんのお声をお借りできると、嬉しいのでございます……」と観客に呼びかけた丁寧な言葉から一転、「準備はいいかお前ら!」とパワフルなシャウトでLAKE STAGEをびりびりと震わせ、一面のコール&レスポンスを巻き起こしてみせる。ラスト・ナンバーは“Dear My Friend”! シンセ・サウンドと伊藤のギターが鮮烈に絡み合う中、持田の歌声はさらにアグレッシヴに伸び上がり、熱いシンガロングを生み出していく。「どうもありがとうございました!」と溌剌と叫ぶ持田の声に、惜しみない拍手喝采が湧き起こっていった。(高橋智樹)





この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2014」は9月13日発売予定です! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。
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