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17時ジャストに登場したのは、LEGO BIG MORL。ROCK IN JAPAN FESTIVAL2日目の日曜日、夕闇が迫る時間帯に差し掛かり、少し疲れがたまってきた観客もいるかもしれない。だが、このWING TENTにはレゴを熱烈に求める人たちが集結した。聴き手の心にそっと忍び込むような静かな演奏で幕を開けた “Spark in the end ”。次第にギター・サウンドがザクザクと刻まれ、スペーシーで浮遊感に富む音色が加わるこの曲は、彼らの懐の深さを物語った1曲。続く"ワープ"では屋台骨を支えるアサカワヒロ(DRUMS)の図太いビートをバックに、ヤマモトシンタロウ(BASS)、タナカヒロキ(GUITAR)、カナタタケヒロ(VOCAL&GUITAR)のフロント3人が首を縦に激しく振りながらプレイする場面も見られ、鋭くヘヴィなサウンドを叩き付ける。

バンドも俄然勢いが乗ってきたのだろうか。レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンを彷彿とさせるブリブリのベースをフックにした" Wait?”は、さらなる熱量で迫り、繊細なギターフレーズを追い風に、性急なロック・サウンドで観客を踊らせていく。そして激しめの楽曲が続いた後は、彼らのもう一つの魅力をアピールする楽曲が披露される。まっすぐな歌詞世界に吸い込まれる"バランス"は、ポップなギターロック・チューンで、特にカナタの優しい歌声は絶品だった。4曲目を終え、ここで初めてタナカが口を開く。「初めてなんですよ、ジャパン出るの。今これだけ来てくれたということは、待ってくれてたということですよね。来年も出れるように、皆さんの声を届けてください!」とWING TENTに集まった観客に告げると、激励の拍手が起こった。「次で最後の曲です」とカナタが言うと、「エー!!」という歓声が響き渡る。スケールの大きな歌心と美しいメロディにより構成された”RAINBOW"で締めくくり、観客のシンガロングを誘って大団円を迎えた。(荒金良介)





この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2014」は9月13日発売予定です! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。
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