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残すところ2組となった2日目WING TENTのステージにDr.DOWNER登場!  バンド一丸の爆音から狂騒のお祭りロックナンバー“ユーウツ祭りスタイル”になだれ込み、4人は疾風迅雷の勢いで突っ走る。「君たちにひとつ言っときたいことがあります……(割れんばかりの大声で)バビロンには気をつけろ!!」(猪股ヨウスケ)と、続く“バビロンタウン”でもスリルと焦燥感に満ちたアンサンブルを披露し、フロアには熱気が立ちこめる。「おい、ROCK IN JAPAN! もう終わっちまうぞ、行こうぜ!!」と星野サトシ (Ba.Vo)もオーディエンスを焚きつけ、矢継ぎ早の“幻想のマボロシ”では、高橋ケイタ (Gu)が上半身ハダカになって狂乱のギターソロ! 猪股とサトシは幾度も飛び上がって楽器を掻き鳴らし、小石トモアキ (Dr)もタイコを突き破らんばかりのパワフルなドラミングで熱演。玉砕覚悟の破天荒なパフォーマンスだが、しかし、演奏の軸や整合性は見事に保たれていて、4人は百戦錬磨のライヴバンドたる証を見せつける。スゲェぞ、Dr.DOWNER!

「神奈川県横須賀市から参りました、Dr.DOWNERと申します」と改めて猪股が呼びかけ、「残り4曲、よろしくお願いします!」と後半も“まちぼうけ”からアクセル全開。一方で、「次出るバンドはWiennersってバンドで。実は10年くらいの付き合いで。こういうところでまた会うんだなあって、今日は意外としみじみとしております」と感慨深げに語る場面も。「いろんなことを続けて、絶対どうにかなるって保証はないけれど、ひょっとしたらどうにかなるんじゃないか? ならなかったら、もう一回どうにかすればいいんじゃないかなって思います」と力強く言葉を繋ぎ、「やってやるぜ!!」との一喝からまさに昇竜の勢いで“ライジング”放射! 《それでも結局 夜明けに日は昇る》と精いっぱいの希望をロックンロールに託す4人の姿に、なんだか無性に胸が熱くなってしまった。 

最後は「神奈川県横須賀市から来ましたDr.DOWNER、終わります!」(猪股)と“ドクターダウナーのテーマ”で今一度沸点へと駆け上がってフィニッシュ! 限られたセットのなかで、心のなかの「もやもや」をあらかた吹っ飛ばし、 めちゃめちゃ晴れやかな景色を描いてみせたDr.DOWNER。心底、天晴れでした!(奥村明裕)





この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2014」は9月13日発売予定です! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。
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