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ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2014 公式サイト
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4日間の長きに渡るROCK IN JAPAN FESTIVAL 2014も、いよいよ最終日を迎えた。そんな記念すべき日のWING TENTトップバッターという大役を担うのは、今年8月7日に開催されたTEENS ROCK IN HITACHINAKA 2014の優勝アーティスト、RebellioN! 平均年齢16.4歳という圧倒的な若さから溢れる勢いと熱量を武器に、メタルロックの要素をふんだんに取り入れた楽曲で観る者の目をガツンと覚ましてくれた。

気合十分のサウンドチェックを終えて本編への期待も高まるなか、哀愁漂うSEに導かれて颯爽と登場した5人。ひとりひとりがステージのセンターに立ち、意気込みを示すかのように会場に向かってアピールすると、「ひたちなか! 盛り上がっていけますか!?」と張ヶ谷 健(Vo)が吠える! そのまま“ Reign”に雪崩れ込み、突き刺すようなシャウトを炸裂!弾く音全てに魂を込めたような中島 文男(B)と賀川 瑛統(D)のリズム隊が放つ音の弾丸が胸に刺さり、山崎 恒輔(G)と砂見 源(G)のツインギターが湿気った空気を切り裂く。


「俺達は2曲しかできないけど、全力で演っていくぜ!」と、このステージに自分たちの全てをいくかのような気迫を感じたところに最後堂々と投下したのは“ Evil Eye”の高速メタルチューン!「おい、ひたちなか! まだまだいけるだろ!」とメンバー一体となったヘッドバンキングを披露し、会場をこれでもかと煽る!ステージを縦横無尽に駆け回りそれぞれのプレイを果敢にアピールするその堂々とした出で立ちは、高校生とは思えないほどの迫力だった。

16歳で芽生えたパンクロック精神は、これからどのように育ち、花を咲かせるのか。いつかまたこの場所に帰ってくるはず。そんな夢を見させてくれた、痛快なライヴアクトだった。(峯岸 利恵)





この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2014」は9月13日発売予定です! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。
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