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魂のメロディック・パンクが聴き手の心をダイレクトに揺さぶる! GOOD4NOTHINGに続いてPARK STAGEに登場したのはlocofrankだ。木下 正行(Vo/Ba)/森 勇介(Gu/Vo)/Tatsuya(Ds/Cho)の鋼鉄の3ピースが鳴らす1曲目は“reason”。木下が何度も会場を指さし、拳を突き上げると、会場から伸びたいくつもの拳が快晴の空を力強く叩く。ここで「行き場のないパッションがあるとしたら来い!21時から水戸LIGHT HOUSEで無料ライヴやるから!」と『OUR FREEDOM FES. 2014』をGOOD4NOTHINGとのツーマンで開催することが発表されると、オーディエンスからは大歓声。そして“Grab Again”が歓喜の歌のように堂々と鳴らされる。あちこちで砂埃が発生するほどの大盛り上がりを見せるなか、バンドの音はどんどんパワフルになっていき、ハイスピードの楽曲をたて続けに発射することによって、一人ひとりのアドレナリンをドバドバと分泌させていく。Tatsuya→森→木下の順に音を重ねていく“From eighteen”のイントロなど、ガッチリ肩を組むかのように強固なバンド・アンサンブルも怖いもの知らずといった様子だ。

ここで一転、「音楽で世界が変わる。そんなことはできないかもな。でもこんな事実がある。音楽でみんな笑えるよ。それを絶対信じてる。この場所で、この夏にどうしても唄いたかったです」という木下の曲紹介から“PROMISE”が届けられる。会場の奥の方までしっかりと見ながら楽器をかき鳴らし喉を震わせる3人。その願いの歌が空高く放たれたのだった。そして「今日一日、明日からも、できるだけ笑っててくれ! 君らのことを大切に思ってる人は少なからずそう思ってるから! できるだけ笑っててくれ!」と“ONE”をどこまでも逞しく鳴らしきり大団円を迎えた直後、会場からは割れんばかりの拍手。その音量の大きさが、バンドの演奏に心揺さぶられた人の多さを表していた。(蜂須賀ちなみ)



この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2014」は9月13日発売予定です! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。
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