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熱い歓声を受けてSOUND OF FORESTに姿を見せたのはスガ シカオだ。1人でステージに現れたスガは、アコースティックギターで丁寧にコードを重ねながら弾き語りで唄い始める。会場がその演奏に酔いしれていると、徐々にサポートメンバーが加わり、スガ含め5人編成のバンドセットの全貌が明らかになったのだった。「ひたちなか元気かー!? ちょっと雨も降ったりやんだりだが、気温も低いが、心の中はアツく盛り上がっていけるのかーい!?」。スガのアジテートに対して声を上げたり腕を上げたり、力強くリアクションしていくオーディエンスたち。曇天の空とは裏腹の爽やかな飛翔感を持ってその歌声が気持ちよく弾けると、バンドの演奏は熱量を増していく。「ファンキーなミュージックでいくぜ! みんな自由に踊ってくれー!」「ファンクのなかにどんどん溶けていくんだ! 俺たちと一緒に!」といった具合にとにかく煽りまくるスガ。「後ろの方まで聞こえてますか?」という呼びかけに対して大歓声が返ってくる盛り上がりのなか、色とりどりのレインウェアを纏った人々が思い思いに体を揺らしたり飛び跳ねたりする絵が、SOUND OF FORESTを鮮やかに染めたのだった。「ROCK IN JAPANは今年15周年ということで、今日は30回のジャンプを決めたいと思います!」ということで、会場みんなでジャンプ30連発!というスペシャルな場面を経て、まるで音で会話をしていくかのようなステージ上の5人の音、およびオーディエンスのクラップや歓声が小気味良く噛み合ってはお互いを刺激する至福の空間が出来上がる。ときには空に溶けるような歌声を放ち、ときには全力のシャウトで会場を煽り倒したスガ。大地をうねらせるファンクを軸にしながらも様々な表情を見せてくれたアクトに、会場から熱い拍手が降り注いだ。(蜂須賀ちなみ)




この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2014」は9月13日発売予定です! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。
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