レポート一覧
ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2014 公式サイト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る



テント内には入りきらないほどの人が詰め掛けたBUZZ STAGE。そのお目当ては、凛として時雨のドラマー、ピエール中野。今日は超絶ドラマーとしてでなく、超絶(面白い)DJとしてのステージだ。

「みんなロックは好きですか、アイドルは好きですか、音楽は好きですか! みんなの歌える曲を1曲目に」と国民的アニメ『サザエさん』のテーマ曲でのっけから大合唱を生みだし、「サザエさんたぶん、2番難しいから」とあっさりと次の曲、関ジャニ∞“ズッコケ男道”でこれまた観客にシンガロングやジャンプをさせて、はたまたエアドラム(スティック持参)を魅せ歓声を巻き起こしたりと、会場の熱気をぐんぐんと上昇させていく。

そしてここからノンストップ、9mm Parabellum Bullet“Black Market Blues”、サカナクション“アイデンティティ”、KANA-BOON“ないものねだり”、そしてRADWIMPS“おしゃかしゃま”というロック・キッズにはたまらないラインナップを華麗につなぎながら、ポゴダンスに大合唱にと観客に汗をかかせ、“きよしのズンドコ節”で「腹から声出せー!」ときよしコールをさせたりと、ターンテーブルの前を離れステージを右へ、左へと煽っていく。

「ここにきたからには、全力で楽しんでもらいますから!」。

休む間もなく、今度はMAN WITH A MISSION“FLY AGAIN”で、イエ~、イエ~と踊らせ、the telephonesのファストなビートで上に上にと飛ばしていく。そして、イントロからエアドラムをきめたのは凛として時雨の“DISCO FLIGHT”。AKB48やマキシマム ザ ホルモン、 Hi-STANDARD とテッパンの曲たちを投下して、ヘッドバンギングとジャンプの嵐にしたあとには、8月13日にリリースされる、ピエール中野のさまざまなソロワークをコンパイルしたアルバム『Chaotic Vibes Orchestra』収録のPerfumeカヴァー“チョコレイト・ディスコ”も披露した。

次で最後、という言葉に終わりを惜しむ声が飛ぶ。「もっと長い尺できるよう、リクエストしてくれー!」と絶叫したピエール中野。ラストの嵐“A・RA・SHI”では、音を止めて彼の絶唱でエンディングを迎えた。(吉羽 さおり)





この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2014」は9月13日発売予定です! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る
ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2014 フェス公式アプリ配信中!
ROCK IN JAPAN FESTIVAL HISTORY

よく読まれている
邦楽トピックス

もっと見る